カンボジア国立銀行(National Bank of Cambodia、NBC)は、通貨両替ライセンス申請の手続きを簡素化するための電子サービスプラットフォーム「CamDX」を導入した。このシステムにより、金融セクターの効率性とデータセキュリティが向上する。
3月12日より、事業者はwww.registrationservices.gov.khを通じて申請が可能になる。NBCはこの発表を木曜日に行った。
CamDX(Cambodia Data eXchange)はエストニアの「X-Road」モデルを参考にしており、安全かつ標準化されたデータ交換プラットフォームとして機能する。これにより、異なるシステム間でのスムーズなデータ通信が可能にな ... [続きを読む]
カンボジアの主要銀行5行(ABA、ACLEDA、Canadia、KB Prasac、Sathapana)のオーバーヘッド・レシオ(OHR: 経費比率)は過去5年間ほぼ変化していないことが、YCPとConfluencesが発表したホワイトペーパー『The Declining Profitability Trend in Cambodia’s Banks: The Impact of Rising Costs and NPLs』で明らかになった。
OHRの停滞は、銀行の利益率に圧力をかけており、特にSathapanaは2023年に51%から76%へと急上昇している。これは、マイクロファイナンスから商業銀行への移行に伴う収益の遅れや、新本社ビルの減価償却が ... [続きを読む]
カンボジアでは民間医療の利用率が79.9%に達しており、公的医療サービスの利用率は9%と低水準であることが、BMJ Public Healthに掲載された最新の研究によると明らかになった。この研究は「World Health Survey Plus 2023」に基づき、カンボジアにおける外来・入院医療の利用状況と公的医療の利用要因を分析した。
過去の調査では、公的医療利用率は2020年に40歳以上の個人で22%、2022年には全世代で22.7%とされていたが、今回の結果はそれを下回る。また、カンボジアの民間医療利用率は、政府の医療支出が低いインド(75%)、ナイジェリア(82%)、ネパール(65%)と類似している。
医療費の主要な資金源は個人負担(OOPE)で、国全体の医 ... [続きを読む]