カンボジアに進出する日系企業のための
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News & Topics

    • カンボジア国立銀行(NBC)は、カンボジア経済が堅調な成長を見せる中でも、融資再編プログラムを引き続き支援する方針を再確認した。 製造業や観光業は成長が顕著であるが、建設業や不動産業は依然として課題に直面し、マイナス成長を続けていると、NBC総裁のチア・セレイ(Chea Serey)は述べている。 融資再編は、企業や家計が依然として抱える財政負担に対処するための重要な手段であるとし、特に収入や仕事を失った人々にとって、借入金の返済が難しくなっているため、融資再編が引き続き必要であるとセレイ氏は強調している。 NBCは2025年末まで融資再編を制限なく実施するよう金融機関に指示しており、金利は変更されない方針だが、こうした動きは短期的な救済策として有効であるものの ... [続きを読む]
    • 経済
        2024年10月16日
      経済成長 チア・セレイ カンボジア国立銀行
    • カンボジアと中国の貿易額は、2024年1月~9月の間で、111億4000万ドルに達し、前年比で22.5%増加したと、関税・消費税総局の報告書が示している。 報告書によれば、中国が引き続きカンボジアの最大の貿易相手国であり、次いでアメリカ、ベトナム、タイ、日本が続く。 カンボジアは12億7000万ドル相当の商品を中国に輸出しており、前年同期比で20%の増加を示している一方、輸入額は22.7%増の98億6000万ドルに達したと報告されている。 カンボジアから中国への主な輸出品は精米、バナナ、マンゴー、キャッサバなどであり、輸入品は主に衣料品の原材料、機械などであった。 自由貿易協定(FTA)や地域包括的経済連携協定(RCEP)が貿易拡大に寄与しているとされ、カンボ ... [続きを読む]
    • 経済
        2024年10月14日
      縫製業 農業 貿易 中国 輸出 輸入
    • フン・マネット首相による、2025年の最低賃金を月額208ドルに引き上げるという最近の発表は、カンボジアおよび世界の経済状況に対する戦略的な対応を反映していると、労働職業訓練省の声明で述べられている。 また、同省は、「労働者の雇用を守りながら生産性を維持する狙いで、様々な利害関係者との協議を経て決定された」と述べている。 カンボジア労働組合総連合(National Trade Union Confederation=NTUC)のファ・サリー会長は、「世界経済が困難な状況にあるにもかかわらず、カンボジアは毎年の賃金引き上げを優先しており、多くの他の地域諸国の停滞した賃金とは対照的である」と述べた。
    • 労働
        2024年10月13日
      労働職業訓練省 最低賃金 フン・ナネット
    • カンボジアは、今年の最初の9か月間で総額52.8億ドルに及ぶ315件の投資プロジェクトを獲得したと、カンボジア開発評議会(CDC)の報告書が示している。これらのプロジェクトにより、25万人以上の新たな雇用が創出される計画だ。 投資プロジェクトは製造業、不動産、観光、インフラ開発など多岐にわたる分野に及んでいる。特に9月には、CDCが28件の新たな投資プロジェクト(総額4億4300万ドル)を承認し、約2万5000人分の雇用が創出が予定されている。 スン・チャントール副首相は、「この急激な投資の増加を、平和、政治・経済の安定、法制度の整備、そしてカンボジア経済の成長に起因する」と述べ、「投資法の改正や新しい投資承認システムの導入により、投資プロセスが迅速かつ効率的になったこと ... [続きを読む]
    • 経済
        2024年10月9日
      カンボジア開発評議会 スン・チャントール カンボジア商工会議所 リム・ヘン
    • カンボジアのバンテイメンチェイ州ポイペトで、67人のインド人が偽の求人詐欺により違法なサイバー犯罪活動に関与させられていたところ、カンボジア国家警察によって救出された。この救出作戦は、在カンボジア・インド大使館からの情報提供に基づき、9月22日に実施された。偽のエージェントに騙され、合法的な職業だと信じてカンボジアに渡った彼らは、到着後に違法なサイバー犯罪活動に強制的に従事させられていた。 この詐欺の手口は、インド人を含む多くの人々をデータ入力や法執行機関の職員を装うなどの役割に偽装させて、オンライン詐欺やマネーロンダリングに従事させるというもの。これらの詐欺活動は、カンボジアのみならず、ミャンマーなど東南アジア全域に広がっている。国連の報告によれば、2023年8月時点でミャン ... [続きを読む]
    • 社会
        2024年10月7日
      汚職 マネーロンダリング 詐欺 警察 事件 オンラインカジノ
    • ASEAN+3マクロ経済調査オフィス(AMRO)は最新の四半期報告書「ASEAN+3地域経済見通し(AREO)」で、ASEAN+3地域の2024年の経済成長率を4.2%、2025年には4.4%と予測した。カンボジアの2024年のGDP成長率は5.6%、2025年には5.9%に達すると見込まれている。 ASEAN+3地域の成長の主な要因は、外部貿易と観光の回復、そして国内需要の強さである。今回の2024年予測は、7月の報告での4.4%からやや下方修正されたが、これは中国とベトナムの成長見通しの調整によるものだ。 ASEAN諸国は2024年に4.7%、中国や日本、韓国を含む+3諸国は4.1%の成長が予測されている。また、インフレ率は2024年にASEAN+3地域で1.9%に緩 ... [続きを読む]
    • 経済
        2024年10月7日
      GDP 経済成長
    • カンボジアでは、2024年に入ってからもフェイクニュース対策が重要な課題となっている。 情報省の報道官によれば、今年上期だけで1700件以上のフェイクニュースが確認され、昨年同期比で12%増加しているという。 情報省では、こうしたフェイクニュースは、個人や団体が私利私欲や政治的、経済的利益を求めて拡散しており、社会秩序や公共の安全に悪影響を与えていると指摘しており、国民には未確認の情報を拡散せず、信頼できる情報源でニュースを確認するよう促している。 首相特使兼報道官は、カンボジア政府は一部の市民社会組織がフェイクニュース対策に協力せず、むしろ偽情報の拡散者を擁護しているとして非難しており、すべての関係者が協力して法的措置を含むあらゆる対策を講じるべきだと強調した。 ... [続きを読む]
    • 社会
        2024年10月4日
      ニュース 情報省 フェイクニュース
    • カンボジアの公共事業運輸省(MPWT)によると、フナン・テチョ運河プロジェクトの影響に関する調査結果を公表した。 これによると、政府は2305世帯(約1万1525人)が影響を受けると報告しており、「完全に影響を受ける」のは400世帯とされ、その他の1905世帯は、フェンスや屋根、壁などの「一部が影響を受ける」のみであるという。 調査結果にある「完全に影響」の範囲について定義が不明確だが、文脈から退去や農地の喪失等と推察される。 政府はラジオ・フリー・アジア(RFA)の報道を虚偽だと断言しているものの、補償の進行状況や影響を受ける人々への具体的な対応策についての情報が不明瞭であり、補償が「明確でない」というRFAの指摘に対して、十分な反論がされていない。
    • 政治
        2024年10月3日
      公共事業運輸省
    • 国際通貨基金(IMF)は、カンボジアの2024年の経済成長率を5.5%と予測しており、前年の5%から成長が加速すると見込んでいる。この成長は、衣料品と農産物の輸出の強力な回復、および観光業の回復によって支えられている。一方で、建設と不動産部門は過去数年の急成長の後、調整局面に入っている。 IMFアジア太平洋地域事務所次長の柏瀬健一郎氏は、「資産の質の悪化と民間部門の高い負債により、信用成長が大幅に鈍化している」と述べた。2024年第一四半期には、不良債権(NPL)が全融資の6%に上昇しており、脆弱性が明らかになっている。特に先進国の需要の減少や世界的な経済分断、国内の高い民間債務がリスク要因となっている。 観光業や不動産業における不良債権の増加も、経済成長や金融の安定に対 ... [続きを読む]
    • 経済
        2024年10月3日
      IMF GDP 経済成長
    • 2024年の最初の8か月間で、カンボジアは429万人の国際観光客を迎え、前年同期の350万人から22.5%の増加を記録した。 観光客の多くはタイ、ベトナム、中国からの訪問者だった。 観光客の35.8%は空路で、残りは陸路や水路を通じて入国した。 フン・マネット首相は観光業を「グリーンゴールド」と呼び、2024年末までに600万人、2026年には700万人の観光客を目指している。 観光業はカンボジア経済の4つの柱の一つであり、2023年には約30.8億ドルの収益と45万人の雇用を生み出している。 また、2024年11月に開業した中国が投資したシェムリアップ・アンコール国際空港と、2025年に開業予定の新プノンペン国際空港が、今後の観光業の成長に寄与するとの ... [続きを読む]
    • 観光
        2024年9月30日
      観光業 観光客
    • アジア開発銀行(ADB)は、2024年のカンボジアの経済成長率を5.8%、2025年には6.0%と予測しているが、今年のインフレ率予測を2.0%から0.5%に下方修正した。この修正は、食料価格の上昇が予想よりも緩やかで、2024年上半期の燃料価格が下落したことによるものである。 ADBカンボジア担当国長によれば、製造業、特に衣類、履物、旅行用品(GFT)の輸出が経済成長を牽引しており、農業と観光業も回復傾向にある。また、外国直接投資の流入も経済の勢いを支えている。 インフレ率の低下は、燃料関連の価格や肥料コストの減少により、農業生産を支えるものであり、特に脆弱な層にとっては生活の負担が軽減されると予想される。2024年上半期のGFT輸出は前年同期比16.9%増加し、輸出全 ... [続きを読む]
    • 統計
        2024年9月27日
      経済成長率 インフレ 経済成長 アジア開発銀行 統計
    • カンボジア関税消費税総局(GDCE)のデータによれば、2024年最初の8ヶ月間で鉄鋼の輸入が前年同期比で59.2%増加した。 この急増は、国内の建設や不動産市場の回復を示すものとされているが、実際のところ、その回復の実態にはまだ不透明な部分が多い。建設市場は、2023年までは相対的に低迷しており、2019年以前の活況からは大きく後退していた。 2024年の最初の8ヶ月で、鉄鋼輸入の総額は4億400万ドルに達し、前年同期の2億5千400万ドルと比べて大幅に増加している。また、8月単月では、鉄鋼の需要が前年同月比で35.1%増加し、輸入額は5千100万ドルに達した。 この急激な輸入増加が果たして実際の建設需要を反映しているのか、それとも一時的な要因によるものかについて、 ... [続きを読む]
    • 経済
        2024年9月24日
      建設業 コンドミニアム 工場 鉄鋼 製造業 関税消費税総局
    • カンボジアの新しい観光大臣、フート・ハック(Huot Hak)氏は、就任直後の土曜日にプライベートセクターと2度の会合を開き、外国人観光客の増加を最優先事項とする方針を示した。 ハク大臣は、カンボジア旅行代理店協会(CATA)およびカンボジアデスティネーションマネジメント会社(CAM-DMC)との広範な議論を行い、関連省庁との覚書(MoU)の締結、一元的な行政手続きを促進するための取り組み、大使館を通じた観光促進キャンペーンなどが話し合われた。 CATAの会長チャイ・シブリン(Chhay Sivlin)氏は、この会合で政府内の効率的な調整を図るためのMoU締結が議論され、一元的な手続きで行政の効率化を図る計画も検討されたことを明らかにした。 ハック大臣は、観光部門を ... [続きを読む]
    • 観光
        2024年9月23日
      観光客 観光業 ビザ
    • カンボジア電力庁(EAC)は、公共電力網を利用し、かつ10キロワット以上の屋上太陽光発電システムを導入する者に対し、カンボジア電力公社 (EDC)へライセンス料を支払う義務があると発表した。 昨日発表された声明によると、工場やホテルなどの中規模以上の太陽光発電システムを導入した個人または企業を対象としており、10キロワット以下の小規模の場合は支払いが免除される。 なお、声明では具体的な料金額は明示されなかったものの、翌月から施行するという。 EACがコメントで「太陽の利用は当局が管理する」という表現を用いたことで、一部の国民からは「我が国は太陽を管理できるほどの偉大な国だ」等の皮肉や不満のコメントがSNSで散見された。
    • 社会
        2024年7月8日
      電力 電気 カンボジア電力庁 カンボジア電力公社
    • (c)KT キリロム・ピア・ラーニング・ハブ(PLH)、A2Aタウンカンボジア及びキリロム・グループの他の子会社は、サバイ・デジタルなどのパートナーと協力し、コンポンスプー州にあるキリロム国立公園においてキリロム・グローバル・フォーラム(KGF 2024)を開催した。 このフォーラムは、グローバルな技術革新のトレンドと、カンボジアが2050年までに先進国になる目標を支援するための企業や投資家の準備に関連する様々なトピックについて専門家パネリスト間での議論を促進することを目的としている。 登壇したパネリストらは、カンボジアの農業分野での技術進歩や、人工知能(AI)の進化、グローバル市場における高度人材の就業機会、戦略的パートナーシップを通じたビジネスのエンパワーメントな ... [続きを読む]
    • 経済
        2024年3月7日
    • (c)KT 国際通貨基金(IMF)の執行理事会によると、昨年のカンボジア経済は観光業の復活と非衣料品輸出の好調さに支えられ、5.3%の成長が見込まれている。 しかし、米国(カンボジア輸出の40%以上を占める)と中国の予想外の低成長、米国の金融引き締め、カンボジアの高い民間債務が成長に影響を与えるリスクが指摘されている。 昨年の財政赤字は、COVID-19パンデミックと生活費危機に対処するための社会支援の拡大、2023年東南アジア競技大会と総選挙に伴う支出増加、および2022年の未完成インフラプロジェクトの最終化などにより拡大したと予想される。 今年からは、一時的な支援措置の縮小と貧困層への対象を絞った財政支援の維持により、赤字が縮小する見通し。 公的債務は今後 ... [続きを読む]
    • 統計
        2024年2月6日
      貿易 GDP 経済成長 景気
    • 住宅販売会社へ抗議する購入者たち (c)KT プノンペンにあるボレイ・ピプープ・トメイ(New World Company)から家を購入した1000以上の家族が、フン・マネット首相に対して、自分たちの代わりに行動を取るよう要請している。これらの購入者は、契約締結時に合意された条件に反して、予告なしに住宅を差し押さえられたと主張している。 ある購入者のひとりは、「2019年に8万ドルで家を購入し、半分以上をまで分割払いしたが、途中から支払えなくなったので、現在の市場価格で家を買い戻してほしいと依頼した。しかし、企業は買い戻しに応じなかった」と述べている。 彼らはまた、支払い不能な購入者に対する企業の差し押さえを止め、分割払いを継続できるための猶予期間を与えることも求めてい ... [続きを読む]
    • 社会
        2023年11月23日
      建設業 不動産業 不良債権 ボレイ