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  • 2018年4月19日
  • カンボジアニュース

ポイペトPPSEZ 最初の日系企業と賃貸借契約を締結[日系]

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(c)Phnom Penh Post

 電子機器部品の製造を手がける株式会社スミトロニクスは、プノンペン経済特区(PPSEZ)の子会社として設立されたポイペト経済特区で、最初のテナントとして賃貸借契約を締結した。

 PPSEZの上松裕士CEOは、「これは我々にとって歴史的かつ重要な出来事だ。近い将来、より多くの企業がポイペトPPSEZで事業設立を行うことを期待している」と話す。

 PPSEZの直近の財務書類では、2017年、その収益の96%をPPSEZ事業がもたらしたが、2016年から約570万ドルをポイペトPPSEZに費やしている。

 PPSEZグループの総売上は、2015年に1640万ドル、2016年に920万ドル、2017年に880万ドルと2014年以来毎年減少しているが、利益は2016年の140万ドルから昨年は170万ドルと増加している。これは「その他収益」の増加と一般管理費の減少による。一方、PPSEZ単体では210万ドルの利益を計上したが、グループでは170万ドルだった。

 ポイペトPPSEZのHPでは、「ポイペトは、戦略的な立地、地理的な接続性、豊かな若い労働力ゆえに、ASEAN諸国における産業発展のホットスポットになっている。我々は電子、縫製、自動車、プラスチック産業の誘致を目指している」と述べている。

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