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シェムリアップにある、カンボジアの歴史や文化を紹介した総合テーマパークのカンボジア文化村は、11月7日に操業を停止し、300人の従業員を解雇すると発表した。クメールタイムズが報じた。
新型コロナウイルスの影響による観光客の減少などが要因だ。文化村は、「深刻な経済的および財政的問題に直面しており、事業の費用を支払う余裕が無いため、事業を完全に閉鎖する」と発表した。経営陣によると、解雇される従業員は労働法に遵守して補償されるという。
文化村に17年近く働く従業員は、「スタッフたちは閉鎖の発表を受け入れるのに苦労しています。ここは昔はとても有名なところでした。以前ほどではないにしても、まだまだ観光客が来ているので、事業を続けてほしいです。私たちは今、どこで仕事を見つけるべきかわかりませんし、時間も残されていません。最後の給与の支払いは正確に計算されると期待しますが、私たちのような労働者は高い給料をもらっていません」と話す。
それとは別に、文化村の40人以上の労働者が8月から抗議活動を行っており、会社が削減した給料の20%と年間の食費を要求している。
抗議活動を行う労働者の代表は、「40人の労働者は会社が閉鎖するまで抗議行動を続けます。今回の閉鎖は抗議とは何の関係もありません」と述べた。