カンボジア商工会議所と韓国国際貿易協会(Korea International Trade Association=KITA)は、より多くの韓国人投資家をカンボジアに誘致する提携を発表した。クメールタイムズ紙が報じた。
昨年における二国間の貿易額は、8.12億ドルを達成。 今回調印された覚書では、特に建設業や農業においてその数字を押し上げる予定だという。
カンボジア商工会議所のリム・ヘン副会頭は、「韓国人投資家が今後増加するだろう」と話し、「カンボジアの1500万人という人口は依然として小さいが、若い労働力があり、韓国だけでなく他国の投資家にもカンボジアへの投資を促進させるものだ」と説明した。
韓国の投資家の多くは不動産業をターゲットにしているが、現在は農業分野に興味を持つ投資家もいるという。KITAの責任者は、「韓国は投資のリターンを最大化するためASEAN諸国をアウトソーシング先として捉えている」と話し、「韓国の競争力が低下していることを背景に、海外進出に挑戦する投資家が増えている」と付け加えた。