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十分な数の乾燥タバコとコメの生産者がベトナムへ輸出許可を申請しなかったため、商業省はベトナム政府に申し込み期限の延期を求めた。クメールタイムズ紙が報じている。
昨年10月、商業省のパン・ソラサック大臣とベトナムのチャン・トゥアン・アイン商工大臣(Tran Tuan Anh)の間で結ばれた二国間の貿易補完契約において、ベトナムはカンボジアから毎年輸出される30万トンのコメと3000トンの乾燥タバコすべての関税を撤廃することで合意していた。
その後、精白米と乾燥タバコといった商品でのビジネスを経験している生産者と輸出者に対し、商業省の輸出入部門を通じてライセンスを申請できるようにしていたが、今のところ申し込んでいるのはタバコ製造業者1社と精米会社2社の合計3社だけにとどまっており、決められた輸出割当量の50%以下にとどまっている。
先月商業省は生産者と輸出業者に対し、1月末までにベトナムへの輸出許可を申請するよう求めていたが未だ割当分には到達しておらず、ベトナムからの割当を満たすべく、より多くの地元企業の参加望んでいるため、申し込み期限を2月20日にするようベトナム側に求めた。
商業省の広報官はクメールタイムズ紙の取材に対し、「ほとんどの輸出業者は、EUなどの高価格市場での輸出・販売の望んでいて、ベトナムへの輸出には消極的だ」と現状について語った。