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スン・チャントール公共事業運輸大臣は、海外投資誘致と農産物の輸出増加に向けて、腐敗を排除し、物流コストの削減を促すよう関係官庁や関係省庁に要請した。
スン大臣は、「外国人投資家が訪れることで、農産物の輸出増加に期待が持たれるが、物流コストが高ければ、投資家を引き付けることは難しい」と述べ、「また、物流会社の費用の半分近くは記帳されない腐敗に関連したものだ。非公式な費用の削減のため、物流プロセスをオンライン化し、透明性と効率性が向上させる」と付け加えている。
また、スン大臣は反汚職ユニット(Anti-Corruption Unit=ACU)との覚書に署名するよう民間企業や工場に要請しており、 「今、コカ・コーラ社はACUとの覚書を締結し、非公式な支払いをしなければ、役人も賄賂を求めない。覚書を締結した場合、賄賂を支払った人も、受け取った人も刑務所に収容される」と話す。
シアヌークビル自治港とプノンペン自治港、そしてカンプチェア・シッピング・エージェンシー・アンド・ブローカー(KAMSAB)は、物流費を10%削減し、民間の物流会社も、コンテナ料金を5ドルから10ドル引き下げた。
カンボジアコメ協会のソック・プティブット会長は、最近クメール・タイムズ紙に物流業界が改善されたと語ったが、「物流だけではカンボジア製品の競争力を高められない。物流問題のほかに製品のコストを下げるために生産プロセスを近代化するべきだ」と話している。
国家最高経済評議会のメイ・カリヤン上級顧問は、「政府は投資家誘致のため、税制優遇措置を施し、電力価格を引き下げようとしているが、物流が貧弱であるため、商品を効率的に輸出することができない。質の高い物流需要に向けて、効率の向上が必要だ 」と話した。