(c)Phnom Penh Post
常に変動するプノンペンの不動産市場に遅れをとらないようにするのは難しいとされるが、ほとんどの専門家は今こそが買い時だと主張している。プノンペンポスト紙が報じた。
センチュリー21カンボジアのCEO、クィ・バット氏は、「買い手は交渉に有利なため、荒れているプノンペンの市場は投資家にとって魅力的に映る」と語り、一部の不動産代理店が売り手から得る仲介手数料を、相場の3%を超える額で強要しているという。
CBREカンボジアの副ディレクターであるティダ・アン氏も、不動産セクターの現状は土地や物件への投資に理想的なタイミングだという。同氏は、「このような状況のときは、カンボジア人投資家は平均規模の市場をターゲットにすると良いだろう」と述べた。また、「供給の増加と需要の鈍化により、地価は停滞している」と付け加えた。
カンボジア不動産協会のキム・へアン会長は、「資金があるあらば適当な物件を見つけることは容易で、買い手よりも売り手が多いことがポイントだ。また、現在の地価は本来あるべき価格よりも低い」と語る。
一方で経済財政省が発表した評価では、一部建設計画の遅延などによって不動産セクターへの投資は減速しているようだとしている。