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日本財務省関税局の藤重敦彦参事官は先週、カンボジアのオーン・ポーンモニロット経済財政大臣との会議で、現行の国連貿易開発会議(UNCTAD)が開発した電子通関システム(ECC)のASYCUDA(Automated SYStem for CUstoms DAta)から、日本のECCであるNACCS(ナックス)への移行を提案した。
ASYCUDAとNACCSはいずれも、国際貿易における通関、および輸入時の関税納付などの効率化を目的に構築された電子通関システム(ECC)だ。
藤重参事官は、「カンボジアはここ数年、通関管理が著しく改善されているがその余地はまだ残っている。日本政府はNACCSへの切り替えを支援する」と話した。
オーン大臣は、この提案を歓迎し検討すると述べたが、「ASYCUDAを使用して約10年を経過しており、新システムの採用による大きな変化が伴い、努力が必要だ。日本の税関職員をカンボジアに応援要請したい」と述べた。