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アジア協力対話(Asia Cooperation Dialogue=ACD)のメンバーは、世界中の観光客を引き付けるために文化遺産都市の持続可能な開発に焦点を当てることで合意した。クメールタイムズ紙が報じた。
タイで2002年6月に正式に発足したACDには、現在34ヶ国が加盟国しており、文化と観光は6つの主要な協力分野の一つである。
第2回ACDの観光大臣会合は、「シェムリアップ宣言」とともに月曜日に閉会した。「シェムリアップ宣言」は、観光事業におけるより多くの雇用の創出、文化遺産の促進と地域社会の参加に基づいて観光を発展させるためにメンバー同士が緊密に協力すること等を含む、17項目について取り組むものだ。タオン・コン観光大臣は、観光の競争力は遺産、文化、そしてホスピタリティに基づいていると述べた。
国連世界観光機関(UNWTO)によると、アジアは、ヨーロッパに次ぐ世界第2の観光拠点であり、観光客の数は毎年平均で5%ずつ増加している。観光は、カンボジア経済を支える4つの柱の1つであり、2016年に34億ドルの総収入をもたらし、GDPの13%を占めている。
観光省によると、カンボジアは2016年に500万人の外国人観光客を集めた。同省は、その数は2017年には540万人、2020年には700万人に増加すると予測している。