(c)Phnom Penh Post
プノンペンにある台湾系の縫製工場で労働者が死亡してから約2週間が経過したが、国家社会保障基金(National Social Security Fund=NSSF)は家族へ補償金を払っていないと被害者の夫は語っている。プノンペンポスト紙が報じた。
43歳の労働者が5月31日に突然死亡したのは、20人以上の労働者が工場で気絶した事件がきっかけだと言われている。
労働法によれば、NSSFは死に至る労働傷害の場合、葬儀手当として1000ドルの支払いをする義務があるが、死亡した従業員の家族はNSSFから補償についての連絡はきていないという。
同社の人事担当責任者によると、犠牲者の家族に葬儀費用のために会社として500ドル、その他同僚からの義援金も加えて、合計1200ドルを与えたという。