公共事業運輸省大臣のスン・チャントール氏は火曜日、中国商務部部長の高虎城氏と面会し、カンボジア国内のインフラ開発のため、譲許的融資の金利を低くするよう中国側へ要求した。 クメールタイムズ紙が報じた。
「フン・セン首相は金利の引き下げを望んでおり、私が代わって提案した。現在もカンボジアに特別金利が適用されているが、他国と比べると依然として高い」とスン氏は述べた。
同氏はプノンペン-シアヌークビル間の新たな高速道路計画に関し、金利引き下げと開発計画の促進・技術協力を要求したほか、プノンペン-バッタンバン・ポイペト間の鉄道計画については、カンボジア側の予算不足を問題に取り上げた。
また、2014年の合意締結以降はかどっていない51号線と第2環状線に関して、取り組みを進めるよう中国側に促した。
中国はカンボジアにとって最大の海外投資・開発援助の提供国となっており、中国は1992年以降、毎年2億ドル以上を開発援助に拠出しているほか、譲許的融資と贈与のため約30億ドルを拠出している。
1994年から2013年までの投資額は約100億ドルにのぼり、主に農業、鉱業、インフラ計画、水力発電、衣類製造分野が対象となっている。