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  • 経済
  • 2017年1月21日
  • カンボジアニュース

カンボジア アジアインフラ投資銀行からの融資 検討か[経済]

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(c)Khmer Times

 カンボジアはインフラ整備の需要に応えるため、中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)への融資申請を検討すると発表、1月17日、AIIB副総裁兼最高投資責任者(CIO)のD.J.パンディアン氏と経済財政省ボンセイ・ビソット長官とが会談した。

 AIIBは、2013年に中国によって提案され、アジア太平洋地域におけるインフラ整備の支援に重点を置いており、カンボジアは、他49か国のメンバーと共に2015年6月29日に北京で協定に署名している。

 パンディアン氏は来訪の目的について、「カンボジアでのインフラ整備の必要性と融資申請の需要確認のため、カンボジア政府との協力体制をフォローアップすること」だと話し、ボンセイ長官は、「AIIBは経済発展と貧困削減のため非常に重要な役割を果たす。現在、AIIBへの融資申請に関する政策はないが、借入の可能性と価値を再確認している。2018年に、2019年~2023年の債務戦略を計画している国が融資を受けることができる」と述べた。



 JICA、世界銀行、国際通貨基金、アジア開発銀行による2011年の共同調査では、カンボジアが外国投資を継続するには、2020年までにインフラ整備に130億ドルの投資が必要であり、年間のインフラ支出は12億ドル、半分が新しいプロジェクトに、残りの半分はメンテナンスに費やされるという。

 2017年の予算案によれば、カンボジアは今年も昨年と同じ約7億ドルの特別引出権(SDR)に相当する外国融資を受けることができ、2015年末の外貨建て債務は、GDPの約40%以下の56億ドルだった。

 カンボジア戦略研究所の諮問機関代表チアン・ワンナリット氏は、「AIIBは、日本と世界銀行が率いるアジア開発銀行の補完的な役割を果たしている」と述べ、ボンセイ長官は、「電力の安定供給を確保し、より安価なコストで競争力を高めるため、電力開発のマスタープランを作成し、AIIBから技術的支援を受けるよう提案した」と付け加えた。

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