カンボジアに進出する日系企業のための
B2Bガイドブック WEB版

  • 経済
  • 2016年8月29日
  • カンボジアニュース

マイクロファイナンス業界、不良債権比率が上昇するも、今年上半期も急成長[経済]

news_201608293
(c)Phnom Penh post

 カンボジアのマイクロファイナンス業界は、不良債権比率(NPL)の上昇が懸念されるも、2016年上半期も貸付残高は急成長し続けている。プノンペンポスト紙が報じた。

 カンボジアマイクロファイナンス協会(CMA)の報告書によると、2016年上半期の貸付残高は、対前年同期比34%増の約32億ドル、一方、全体の不良債権額は4300万ドルで、不良債権比率は対前年同期比1.3%に増加した。業界関係者は不良債権比率に懸念を表明し、業界全体が融資の質を強化し、より慎重な貸付が必要であると述べている。

 サタパナ銀行のブン・モニーCEOは、「6月以降、植付けシーズンで農家からの需要がピークだったが、融資を縮小していた」と述べ、「融資拡大を行いたいが、ローンの品質強化にもっと注意する必要がある」と話した。また、CMAのホウ・レン・トン会長は今年7月に、「支払いが30日以上延滞しているローン比率が1%を超えれば、貸し手は慎重になる必要がある」と述べた。

 また、経営コンサルタント会社バウアーグループアジアのカンボジアマネージングダイレクターは、「農村地域におけるマイクロファイナンス機関の融資が拡大しているが、農民の環境は改善が見られておらず、収入は少ないことから農民の多くが他国に出稼ぎをし、その仕送りの大部分が債務返済に充てられている」と話す。

関連記事
経済
カンボジアの金融業界 預金者と預金残高が大幅に増加[経済]
(07月26日)
経済
金融機関への付加価値税の適用 遅らせる方針 租税総局[経済]
(07月10日)
日系
サタパナ銀行 地下5階、地上22階建てのビル建設を発表[日系]
(06月20日)
経済
中央銀行 マイクロファイナンス機関に対し、金利上限の遵守に関する現地調査を開始[経済]
(06月09日)
経済
選挙期間中の経済状況 政治の安定を受け例年より前向き カンボジア[経済]
(06月06日)
経済
カンボジアのマイクロファイナンス 減速へ転じる[経済]
(05月28日)
あわせて読みたい
特集
本音調査アンケート 調査リポート02―マイクロファイナンス
特集
急拡大するカンボジアのマイクロファイナンス市場。存在感を増す日系企業の参入と巨額投資、そのマネーが向かう先の実体は?(3/3)
特集
急拡大するカンボジアのマイクロファイナンス市場。存在感を増す日系企業の参入と巨額投資、そのマネーが向かう先の実体は?(2/3)
特集
急拡大するカンボジアのマイクロファイナンス市場。存在感を増す日系企業の参入と巨額投資、そのマネーが向かう先の実体は?(1/3)
業界
お客様の大切なお金を守り、増やし、後押しするサポートを[金融]チア・パラリン (2/2)
経済の最新ニュースランキング
最新ニュース