カンボジアに進出する日系企業のための
B2Bガイドブック WEB版

  • 経済
  • 2016年8月8日
  • カンボジアニュース

経済特区が大メコン圏経済回廊の成長のカギを握る[経済]

news_201608082
(c)Phnom Penh Post

 第8回大メコン圏(GMS)経済回廊フォーラムがプノンペンで開催された。プノンペンポスト紙によれば、参加した政府関係者や開発関係者は、経済特区(SEZ)に国境周辺地域をターゲットとすることは海外投資の呼び込みや越境貿易の促進につながると話している。

 大メコン圏経済回廊は、カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム、中国南部を縦横に結んでいる。

 アジア開発銀行(ADB)の地域担当責任者は、「GMSで利益を獲得しているのはSEZや工業団地であり、これらが投資誘致や雇用促進の効果的なツールになっている」と語った。

 一方で、「経済回廊を最大限に活用するためには各国がより競争し、経済回廊のグローバル・サプライチェーンへのアクセスを確実にする必要がある」と指摘したほか、最も経済成長の潜在力が高い地域を各国が同意して選択すべきだと主張した。

 カンボジア開発評議会(CDC)のソク・チェンダ・ソピア大臣は、主要なインフラ整備プロジェクトの資金工面・実行のため、既存のパートナーシップを拡大する必要があると語る。また同氏は、カンボジアは国内のインフラ整備に関し、アジアインフラ投資銀行(AIIB)が提供する開発資金にアドバンテージがあると述べた。

 同氏は、短期的に考えればSEZは最善の方策であるものの、大規模な産業化が定着すれば容易に拡大できるモデルであるとの考えを示した。一方で、その実現にはGMS各国が貿易障壁を下げていくことが必要だと指摘した。

 CDCは2015年11月時点で、カンボジア国内に30ヶ所のSEZ登録を認可しているが、実際に稼働しているのは9ヶ所のみである。

関連記事
経済
新しいプノンペンの経済特区 ケリーワールドブリッジが営業開始[経済]
(05月16日)
経済
カンボジア アジアインフラ投資銀行からの融資 検討か[経済]
(01月21日)
経済
アジア開発銀行、カンボジアの金融業界のために4000万ドルの融資を承認[経済]
(11月24日)
経済
物流会社ワールドブリッジグループ、カンボジア・カンダ―ル州に工業団地を開発[経済]
(11月09日)
経済
タイのコングロマリット企業、アマタがカンボジア進出を検討[経済]
(10月12日)
経済
2016年のカンボジア経済状況、「広く、期待通り」と評価―アジア開発銀行[統計]
(09月29日)
あわせて読みたい
特集
カンボジア開発評議会事務局長、ソク・チェンダ大臣が語る「日本人投資家に寄せる期待」
特集
カンボジア経済データ(2017/7/10更新)
特集
カンボジアの経済特区 Vol.2
業界
自分の頭で考えてイノベーションを形にしていくのがカンボジアの生きる道[人材]伴俊夫 (4/4)
経済の最新ニュースランキング
最新ニュース