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  • 2020年1月6日
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カンボジア・ケップ州で7階建てホテルが倒壊、死傷者59名[社会]

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(c)Khmer Times

 ケップ州で3日午後4時30分頃、7階建てのホテルが崩壊し、59名が死傷(うち6人の子供を含む36人が死亡)した。クメールタイムズが報じた。

 数百名に及ぶ救助者と数十台の重機により救助活動が実施されていたが、国家災害管理委員会は5日午前11時30分に捜索の終了を発表した。

 病院で手当を受けている生存者によると、倒壊した建物には建設作業員が居住しており、事件当時は最上階での作業を終えた作業員たちは1階で飲食していたという。労働者は建設中のホテルに居住することを所有者から許可されていたが、請負業者から安全上の注意事項について説明を受けておらず、また請負業者も崩壊中に死亡したと証言している。

 この現場で数ヶ月働いていたと証言する生存者の一人は事故当時について、「崩壊する前に、柱の1つから割れる音が聞こえました。なぜ崩壊したのかわかりません。私たちはとても貧しく、お金を節約するために建設現場に住むことにしました」と話した。

 州の土地管理報告書によると、倒壊した建物は、先月に州当局から建設の規制を遵守していないと警告を受けていた。現場に駆けつけた国土整備・都市化・建設省チア・ソパーラー大臣は、11の関係省庁高官で構成されるワーキンググループを設立し調査させると宣言し、できるだけ早く報告するよう指示した。

 また警察は、事件の責任者を特定するため関係者を検索中で、すでに建物の所有者と建設監督者を尋問のために拘留している。

 企業や個人から合計196万ドルの寄付金が集まっており、フン・セン首相は犠牲者の家族を支援するために活動した救助隊と、寄付者に感謝の意を表明し、負傷した犠牲者と故人の家族のそれぞれに対し、1万ドルから5万ドルの見舞金が支給されるという。

 カンボジアで最近起きた倒壊事故では、2019年6月に、シアヌークビルにある中国人所有の建物の崩壊により、28人が死亡、26人が負傷した。また2019年12月、シェムリアップ州のシェムリアップ市の寺院の建物の崩壊により、3人が死亡、12人以上が重傷を負っている。10月に国民議会で承認された建設法案がまもなく法律になるとしている。

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