(c)Phnom Penh Post
マイクロソフトの報告によると、コンピューターウイルス、スパムメール、スパイウェア、その他のサイバー脅威に関して、カンボジアはアジアで最も脆弱な国の一つとされている。プノンペンポスト紙が報じた。
国内でマイクロソフトのセキュリティ製品を実行している4台のコンピュータのうち1台が、今年の第1四半期にマルウェアに遭遇したと報告。これは世界平均の2倍以上、日本の12倍のマルウェア遭遇率となっている。
マイクロソフトアジアの広報担当者は、「主に海賊版ソフトウェアが要因だ」と発言。同氏は、「ソフトウェア著作権侵害とマルウェアの存在に相関関係が見られており、アジアの新興市場は世界の他の地域よりも著作権侵害率が高い」と語った。
プノンペンに本拠を置くサイバーセキュリティコンサルタントは、「多くのカンボジア人が未だに海賊版や古いバージョンのウィンドウズをインストールし、ウイルスや他のマルウェアに対して脆弱な店舗でソフトウェアをセットアップしている」と指摘。
さらに同氏は、「カンボジアはインターネットの普及率がまだ低く、有害なリンクと無害なリンクを区別する方法を学ぶことが重要だ」と述べた、また、「合法的で高品質なウイルス対策ソフトウェアの購入は、カンボジア人にとって経済的に極めて困難だ」と述べた。