(c)Khmer Times
カンボジア・マイクロファイナンス協会(CMA)会長のケア・ボランによると、カンボジアのマイクロファイナンス部門は今年減速すると予想している。クメールタイムズが報じた。
CMAの年次総会で講演した同氏は、新型コロナウイルスやEBA停止の可能性などの外部要因によりカンボジアの経済成長予測が下方修正されることを受け、「カンボジアのGDPの伸びが鈍化すれば、金融セクターにもある程度の影響がある。ローンの需要も減少するだろう」と述べた。
しかし、同氏は、「マイクロファイナンス機関(MFI)は主に農業、商業、小規模生産部門を対象に活動ているため、影響は限定的だ。年初には干ばつの影響に直面したが金融部門は良好なパフォーマンスを示した」と付け加えた。
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2019年にマイクロレンダーのサービスを利用したカンボジア人は210万人に達し、総融資額は75億ドルと前年比で30%増加した。クメールタイムズ紙が報じた。
マイクロファイナンス機関(MFI)CMAのCEOであり、カンボジアマイクロファイナンス協会のケア・ボラン会長は年次総会後の記者会見で、「昨年のMFIは好調だった。総融資額は30%増え、預金額も着実に増加している」と述べた。
また同氏は、不良債権(NPL)比率(支払いが30日以上延滞しているローン)が2019年末に1%を下回り、前年よりも低い率だったことについても言及した。
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ローカルの中小企業の資金調達を容易にするために政府の財政的イニシアチブとして計画されている中小企業銀行が1億ドルの資金で今年3月に正式に運営される予定。
中小企業銀行は、国内および輸出市場向けの4つの主要セクター(農業、製造、観光、デジタルスタートアップ)に焦点を当てることに加えて、国内の新しいスタートアップの創出を促進しようとしている。
利用しようとする中小企業は、政府に登録しなければならない。工業手工芸省のチョム・プラシット大臣は、「全国には50万社以上の中小企業があるが、登録されているのはそのうち5%だけだ。管理を容易にし、技術支援を提供し、サポートを提供するために、すべての中小企業に登録するよう促している」と述べた。