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  • 経済
  • 2019年12月30日
  • カンボジアニュース

韓国系銀行、カンボジア最大手マイクロファイナンス機関を買収[経済]

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(c)Khmer Times

 韓国の国民銀行(KB Kookmin Bank)は29日、カンボジア最大手のマイクロファイナンス機関(MFI)であるプラサックの株式70%を購入することで合意した。クメールタイムズが報じた。

 株式はスリランカのLOLCから取得し、購入価格は総額6億3404万ドルで、韓国とカンボジアの管理機関から承認を得て3か月以内に買収を完了する。

 国民銀行は、韓国の大手金融機関であるKBファイナンシャルグループの子会社で、カンボジアでも2009年にクメールユニオン銀行を買収している。

 情報筋によると、同行は2年後を目処にプラサックの残り30%の株式を取得する計画も立てているという。

 KBファイナンシャルグループは南アジアでのネットワークを確立し、その地域での足場を強化し、拡大することを計画している。

 カンボジアマイクロファイナンス協会のケア・ボラン会長は、「200万人以上のカンボジアの家族が現在、合計60億ドルを借りてマイクロレンダーのサービスを利用している。MFIのサービスは、主に農村部に住む人々を対象としており、カンボジアのすべての村の約90%がマイクロクレジットを利用できる」と述べた。

 カンボジア国立銀行の報告によると、現在カンボジアには43の商業銀行、14の専門銀行、81のMFI、273の農村信用機関、および15のリース会社がある。

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