カンボジアに進出する日系企業のための
B2Bガイドブック WEB版

News & Topics

    • (c)Ippei Tsuruga マイクロファイナンスは貧困層の所得水準の引き上げに効果なし  カンボジアの現地紙プノンペンポストが、研究機関による「ショッキング」な調査結果を伝えた。これは、国際的な研究者ネットワーク「経済政策パートナーシップ(Partnership for Economic Policy: PEF)」が実施した調査で、カンボジア国内の11村を対象にマイクロファイナンス金融機関(MFI)から融資を受けた世帯と、受けなかった世帯の所得を比較したもの。その結果、両グループの所得にほとんど差が認められなかったようだ。  具体的には、農外自営業収入(農業以外の自営業を営む人々の収入)に関しては、低所得者層は借り入れによるメリットを生かすことができなかった。これ ... [続きを読む]
    • コラム
        2016年6月15日
      マイクロファイナンス 貧困問題
    • (c)Khmer Times  カンボジアやマレーシアのドーナツチェーン「ビッグアップル(BIG APPLE)」を、ミスタードーナツ等を日本国内やアジア地域で展開するダスキン(大阪府)が買収する。  ビッグアップルの運営会社である、ビッグアップル・ワールドワイド・ホールディングス(Big Apple Worldwide Holdings Sdn. Bhd.=BAWH)は、売上高9億円、営業利益7千万円、純資産1億円、関連会社12社を持つマレーシア系企業だ。ダスキンは株式90.0%を取得し、同社を連結子会社化することを決議した。  ダスキンは、既にマレーシアにおいてミスタードーナツを展開しており、40歳代を中心とするファミリー層に支持されている。また、BAWH社「ビッグア ... [続きを読む]
    • 日系
        2016年6月10日
      レストラン カフェ ドーナツ
    • 製造品や食品の標準規格(統一基準)の策定件数が急増している。 食品の統一基準の策定や品質保証の促進はカンボジア標準協会(Institute of Standards of Cambodia:ISC)が担っている。 プノンペンポスト紙の取材に応じた、ISCの規格開発のトレーニング・コンサルティング部門ダイレクター、チェン・アドラ氏は、カンボジアはASEAN経済共同体(AEC)内の交易取引のために770の標準規格(うち122は任意で定めた規格)を採用しており、AEC発足後の自由市場に自社製品を輸出するためには、製品の品質や安全基準を満たしているという証拠が必要だと話す。 2000年から2013年の間に5つだった標準規格は、AEC発足が近づいた2014年には350近くまで増え、2 ... [続きを読む]
    • 経済
        2016年3月7日
      貿易 カンボジア標準協会 ISC チェン・アドラ ヤシ砂糖 ゴールドパーム ケオ・チェット
    •  カンボジア政府はこの先2年は約7パーセントの経済成長が続くと予想する一方で、銀行業や不動産業の投資額が下がるリスクが発生していると政府関係者は話す。  カンボジア経済財政次官のボンセイ・ビソット氏は2月18日、カンボジアマクロ経済管理フォーラムに参加し、不動産の潜在的な供給過剰によって起こる金融機関の預金残高の急激な拡大は典型的な憂慮すべき兆候であると述べた。  「我々は銀行などの金融機関のリスクに憂慮しています。なぜなら貸付額が非常に大きいからです。そして特に建設・不動産業は供給過剰な兆しが見えます」とビソット氏は話し、さらに「カンボジア中央銀行と政府は貸付額の成長を緩める方法を模索しており、建設業や不動産業など脆弱な業界に対し貸出規制を課すかもしれません」と加えた。 ... [続きを読む]
    • 経済
        2016年2月21日
      銀行 経済財政省 不動産 ローン 統計
    • (c)Phnom Penh Post  コカ・コーラ社製品をカンボジア国内で製造・配送するカンボジア・ビバレッジは、不法輸入飲料が市場に溢れたために2015年の総売り上げがわずかに落ち込んだと発表した。不法輸入は主にタイからの輸入で、同社は政府と協力しながらこの問題に対応していく方針である。  ゼネラルマネージャーのデイビッド・ウィグルズワースワース氏はプノンペンポスト紙の取材に対し「2015年の売り上げはわずかに落ち込んだものの、私たちの主力商品である炭酸飲料の売り上げは他社のどのブランドよりも大きく成長を続けている」と話した。  カンボジア・ビバレッジは昨年8月、プノンペン経済特区(PPSEZ)内で新工場の設立に着工し、今年7月に現在600人いる労働者を900人に増 ... [続きを読む]
    • 経済
        2016年2月4日
      PPSEZ プノンペン経済特区 コカ・コーラ 製造業
    •  租税総局のコン・ヴィボル局長によると租税総局は2014年の1月から6月までの6ヶ月間で5.32億米ドルの税金を収税した。  コン・ヴィボル局長は、国民議会の経済金融銀行監査委員会のチャム・ジャプ議員にレポートを提出する際、2014年の1月から6月までの収税に関して次の様に説明した。「カンボジアが2014年の1月から6月までの6ヶ月間の収税した税金は5.32億米ドルであり、昨年の同時期の収税額を比べて13.5%増 額した。2014年の収税計画は約9.93億米ドルを計画しているが、この6ヶ月間で収税した税金は5.32億米ドルであり、計画した収税額の54%になった」。  租税総局のレポートによると2013年の収税額は9.01億米ドルであった。 本記事は転載の許諾を得て掲載してお ... [続きを読む]
    • 統計
        2014年7月30日
      コン・ヴィボル 経済金融銀行監査委員会 チャム・ジャプ 租税総局 国民議会
    •  政治危機解決に向けた与野党の首脳級会談は7月22日午前9時に始まり約4時間30分後の午後13時36分に終了した。  会談が終わり上院議会を後にする際にフン・セン首相は集まった記者たちに向けて「政治危機は解決できた」と発言し、祝福を求めた。その後会談をおこなった与野党の代表者が共同で、会談結果を伝えるための記者会見をおこなった。  会見では現在国民議会をボイコットしている救国党がボイコットを終了し55人の議員全員が国民議会に参加することで合意したことが発表され た。その他、両党は今後選挙システムの改革、国民議会規則の改革などに合意した。国民議会人事も一部変更される、人民党が国民議会議長の席を継続するが、救国党も第一副議長の席を得ることになった。  そして、与野党の政 ... [続きを読む]
    • 政治
        2014年7月23日
      フンセン首相 救国党 人民党 首相 国民議会
    •  国営通信(AKP)が伝えたところによると、今年1月から5月までの5ヶ月間でカンボジアを訪れた旅行者数は190万人で、旅行者数は昨年の 同時期と比べて6%増加した。  トン・コン観光大臣は、6月24日におこなわれたアジア・パシフィック観光展覧会にて挨拶をおこなった際にこの数字に関して「カンボジアを訪れた旅行者は1月から5月までの期間は若干増えたが、現在も続いているタイやベトナムの政情不安の影響で今後旅行者は減るだろう」と語った。  2013年にカンボジアを訪れた旅行者は約420万人であり、カンボジアに約25億ドルの収入をもたらした。そして雇用の面でも観光業は約50万人に仕事の機会を与えている。 本記事は転載の許諾を得て掲載しております。
    • 観光
        2014年7月1日
      観光省 アジア・パシフィック観光展覧会 トン・コン
    • (c)Khmer Times  ポイペトの特別経済区(SEZ)は、更なる投資の流入を期待し、電力確保のためタイからの電力輸入を決めた。クメールタイムズ紙が報じた。  ポイぺトPPSEZカンパニーリミテッドは、独系タイ電力大手のBグリム・パワー社との間で、タイからバンテイメンチェイ州までの送電線建設に伴い、約300万ドルの初期投資を行うとの覚書(MOU)を締結し、Bグリム・パワー社は、ポイぺトPPSEZに22キロワットの電力を伝送する12キロメートルの送電線を建設すると発表した。  2月20日の調印式で、ポイぺトPPSEZを所有するプノンペンSEZのリム・チホー会長は、「Bグリムは信頼できる電力会社としてタイでよく知られており、加えて価格も地元プロバイダーに比べて安い。 ... [続きを読む]
    • 経済
        2017年2月22日
      タイ プノンペン経済特区 電力 ポイペト メイ・カリヤン 国家最高経済評議会 Bグリム・パワー
    • (c)Phnom Penh Post  プノンペンの投資家や不動産所有者は、住宅市場における需要の緩やかな低下と過剰供給を受け、既存のアパートメントをホテルへとリモデルし始めている。プノンペンポスト紙が報じた。  カンボジアホテル協会の会長によると、最近の過剰供給と需要低下の影響で、トンレバサック地区やボンケンコン地区にはアパートメントからリモデルされたホテルが多い。しかし、転向後の利益は確実ではないという。  同氏は、「互いのビジネスモデルをコピーすることは危険だ。今後カンボジアへの観光客数が増えるにしても、成功はしないだろう。プノンペンには現在約400軒、シェムリアップには約500軒のホテルがある」と述べた。  ラッキーリアルティのディット・チャンナ社長によれ ... [続きを読む]
    • 経済
        2016年11月21日
      不動産業 コンドミニアム ホテル カンボジアホテル協会 コンドテル
    • (c)Phnom Penh Post  タイで5番目に大きい商業銀行、アユタヤ銀行は、9月にカンボジアのマイクロファイナンス機関のハッタカクセカー(HKL)の買収を完了し、最初の財務諸表を発表した。前年同期から10.6%の純利益の増加を示していた。プノンペンポスト紙が報じた。  アユタヤ銀行は、別名でクルンシィと呼ばれており、HKLの取得価格は公表されていないものの1億4000万ドル超と見られている。収益にHKLの取得は含まれなかったが、この買収で収益が上がる可能性が高い。  同社の後藤謙明CEOは、「クルンシィは現在、カンボジア、ラオス、ミャンマーで事業展開しており、HKLの買収はASEAN全体で事業拡大を行う重要な指標であった。HKLを含むとローンの成長目標は5〜6 ... [続きを読む]
    • 経済
        2016年10月27日
      マイクロファイナンス MFI 金融機関 アユタヤ銀行 東京三菱UFJ銀行 ハッタカクセカー
    • (c)Phnom Penh Post  カンボジア観光省は、2020年までに、外国人観光客7百万人に到達させるため、20万人の観光分野での人材の確保・育成をしなければならないと発表した。  観光省の副局長は、「最近は、観光業におけるリソースと、スキルの高い労働者が不足している。昨年は、4百8千万人の外国人観光客が来て、観光業で62万人が働いていた」と述べた。また、同氏は、「カンボジア人の80万人から100万人が観光分野での職業訓練を受ければ、観光客は将来的に伸びるだろう」と付け加えた。  この目標を達成するために、観光省は、観光業に関連する12の職業訓練センターで32のスキルを教える政策を打ち出している。
    • 労働
        2016年10月13日
      観光業 レストラン 観光省 職業訓練 人材育成 ホスピタリティ
    • (c)Khmer Times  スン・チャントール公共事業・運輸大臣はプノンペンで開催されたASEAN港湾協会(ASEAN Ports Association=APA)の会議で、自由貿易は全ての国に地域的規制や障壁がない前提でのみ機能すると発言した。また、カンボジアが環太平洋パートナーシップ(TPP)不参加であることにも言及した。  スン運輸大臣は自由協定が政治の道具になっていると指摘し、「自由貿易が経済成長と貧困改善につながるのなら、なぜTPPのような排他的な協定を結ぶのか。TPPにはASEAN諸国のうち4カ国しか加盟しておらず、ASEAN全加盟国が参加する東アジア地域包括的経済連携(RCEP)とは対照的だ」と発言した。また、「非関税障壁を減らし、貿易促進のため越境輸送手続 ... [続きを読む]
    • 経済
        2016年8月31日
      スン・チャントール TPP ASEAN港湾協会 APA RCEP ソーパール・イアー
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