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不動産会社CBREのレポートによると、カンボジアは新型コロナウイルスの影響に見舞われているものの、ボレイ(土地付き住居)の価格は依然として有望であるとしている。クメールタイムズが報じた。
フラットの平均販売価格は1ユニットあたり10万7000ドルで今年第3四半期に3.4%上昇した。また、リンクハウスは1ユニットあたり14万3000ドルで12.5%上昇、ショップハウスは1ユニットあたり23万8000ドルで5.4%上昇、ツインヴィラは1ユニットあたり約29万7000ドルで9.2%上昇した。
フン・セン首相は昨日、「住宅の需要から特にボレイの建設は進行中であり、カンボジア人に何千もの雇用を生み出している」と述べた。
センチュリー21カンボジアの関係者は、「ボレイの需要と価格は依然として好調だ。開発者はカンボジア人をターゲットにしており、段階的にプロジェクトを起こしているため供給過剰の問題はない。しかし、実需目的で中価格帯のボレイを購入している者はまだ良いが、投資目的に高額なボレイを購入している者は毎月の支払いを月給に依存しているので、パンデミックによる経済への影響から失業しないかが問題だ」と語る。
急速な都市化により、2015年から2030年まで新築住宅の需要は150万戸と推定されており、プノンペンだけで約80万戸に及ぶ。これは需要を満たすために年間5万ユニットが必要になる計算だ。
国土整備・都市化・建設省の報告によると、2019年末までに、カンボジアは全国に3万8488戸以上の新しい一般住宅と8331戸の低価格帯の住宅を供給している。
なお、カンボジア信用情報機関(Credit Bureau Cambodia=CBC)によると、6月現在の消費者ローン残高は87.3億ドル、このうち住宅ローンは50.47%を占めており、また上半期の住宅ローンの申し込みは51%減少した。
CBREカンボジアのシニアダイレクター、ジェームズホッジ氏は、「開発者が住宅の購入資金を直接支援して販売するなど、銀行の住宅ローンから離れる人々が増加しているのかもしれない」と述べた。