カンボジアに進出する日系企業のための
B2Bガイドブック WEB版

  • 経済
  • 2017年4月24日
  • カンボジアニュース

シアヌークビル自治港 ブックビルディングとIPOの日程決定[経済]

news_201704244
(c)Phnom Penh Post

 シアヌークビル自治港(PAS)は4月20日、4月25日から6日間のブックビルドを開始し、5月31日に株式公開(IPO)を行うと公式に発表した。

ブックビルドは、1株当たり0.88ドル~1.29ドルの価格帯になる予定で、これによりPASはカンボジア証券取引所(CSX)に上場する第5の会社となる。

 同社は、新たなドライポート建設に向けた52ヘクタールの土地と、新しいコンテナと重機購入のために、2700万ドルの資金調達を希望し、合計2144万株(同社25%)を浮動株とする。

 SBIロイヤル証券の法人担当責任者は、「同社はカンボジア唯一の深海港であり、他港との接続性が高いため、上場には最高の会社だ。今後、コンテナ輸送量が大幅に増加すると予想され、そのために生産性を高め拡大する必要がある」と話す。

 PASによると、同社は株式の54%を日本国際協力機構(JICA)に割り当て、一般投資家に25.2%、サブスクリプションに10.8%、残りの10%を従業員の持ち株保有に割り当てる。

 CSXのディレクターは、「ブックビルドが決定したことは朗報だ。PASは、カンボジアの経済成長に直結する国有企業で、カンボジア経済が成長すればするほど輸入出が増加し、PASの事業活動が増加する」と述べた。

関連記事
経済
カンボジア証券取引所、2社(CellcardとMJQE)の上場に向け準備完了[経済]
(06月23日)
経済
シアヌークビル自治港、2020年の利益は54%減 カンボジア[経済]
(02月16日)
経済
今年9月末までの自動車の輸入、前年と比較して約35%減少 カンボジア[経済]
(12月23日)
経済
カンボジアのコンテナ船運賃が急騰[経済]
(12月07日)
経済
上場7銘柄のうち4銘柄の株価が公募価格を下回る カンボジア[経済]
(11月11日)
経済
PPCBank社債上場第2フェーズは応募超過に カンボジア[経済]
(10月12日)
あわせて読みたい
特集
スン・チャントール上級大臣兼公共事業運輸大臣が語る、カンボジアの努力と発展の可能性
特集
トップインタビュー トーマス・インターナショナル・サービス クリストファー・トーマス (1/2)
業界
想像以上にカンボジア市場の可能性、面白さ、やりがいを感じた[飲食] 小池 聡
業界
2、3年住む方には、ぜひ我々の引越しサービスをご利用頂きたい[運輸・物流]ポール・グルー (4/4)
業界
良い病院や学校ができたことで家族での移住が進んでいる[運輸・物流]ポール・グルー (3/4)
経済の最新ニュースランキング
最新ニュース
ここ1ヶ月で注目度の高いニュース