カンボジア外務国際協力省は貿易及び観光促進のため、ラオス国境のトラピアンクリルのゲートを、1月10日に正式に開けることを発表し、フン・セン首相とトンルン・シースリット首相による式典開催を明らかにした。クメールタイムズ紙が報じた。
この国境はカンボジアのストゥントレン州とラオスのチャンパサック県を結ぶという。
ラオスのルアンパバーンにある旅行会社、ヴィエンチャンツアーの執行役員は、「国境の開通は、観光だけでなく両国間の貿易を促進する。しかし、懸案される道路の脆弱性や高価なビザは両国が改善しなければならない」と述べ、また、「両国間の商取引は小さいが、拡大の余地が十分にある」と話す。
2008年からラオスに投資してきたアクレダ銀行のイン・チャンニーCEOも、「投資や貿易、観光を促進する上で大きな役割を果たす」とこの開通を歓迎しており、「同社はラオス全土で支店を拡張しており、まもなくラオスで電子バンキングシステムを立ち上げる。カンボジアとラオス間の金融取引が容易になり、両国の人々は同じサービスを利用することができる」と述べている。
ラオスからカンボジアへの旅行客数は2016年1月~11月で、前年同期の約35万人から10%以上減少して約31万人となったが、国別リストでは5位に位置している。