(c)Phnom Penh Post
スポーツ関連商品を扱う世界的企業ナイキが、アウトレットストアを初めてカンボジアでオープンした。
プノンペンポスト紙によれば、カンボジア経済の強さと国民の収入の増加が、世界的企業にも知れ渡っている証だという。
米国臨時代理大使であるジュリー・チャン氏によれば、ナイキアウトレットストアの進出はカンボジア経済を下支えし、アメリカの有名ブランドによる投資をカンボジアへ引き込むことが期待されている。
アメリカ商工会議所理事のロナルド・マーヴィン氏によれば、今回の進出はアメリカ企業がカンボジア市場での成功に自身がある証拠だという。
一方で、ボンケンコン1地区やイオンモールなどの高所得者の多い地区ではなく、モニボン通りで旗艦店をオープンしたことについて、ナイキがカンボジア市場を検証している段階にあると一部の見識者は語る。
ある不動産コンサルタントによれば、ナイキはカンボジア市場でまず存在感を高めようとしているという。同氏は、「ナイキが効果的なマーケティング戦略を打ち出すことができれば、競合らによりプレッシャーをかけられるに違いない」と話している。