カンボジアに進出する日系企業のための
B2Bガイドブック WEB版

  • 経済
  • 2014年9月18日
  • カンボジアニュース

縫製工場労働者、プチュンバン(カンボジアのお盆)後に抗議活動を予定[経済]

a

 労働者運動共同連合(Collective Union of Movement of Workers)のパウ・シーナー代表によると、カンボジア国内の縫製工場の労働者の内約2万人は、プチュンバン(カンボジアのお盆に当たる期間)の休暇後の10月初旬に給与を適正な値に上げることを要求する抗議活動を行う予定だ。

 労働者運動共同連合と全18の労働組合は、もし労働省が法定賃金を適正な値に値上げすることを表明しなければ、労働者を動員し市内の自由広場にて抗議活動を行うとしており、抗議活動では縫製製品を発注する海外の国の大使館にも向かう予定だとしている。

 パウ・シーナー代表は活動に関して「組合の代表は最低賃金を150ドルに必ず賃上げするよう要求する。この要求は海外からの製品発注者にも受け入れられるだろう」と述べた。

 全労働組合は8月8日に集会開き、労働省に対して150ドルへの賃上げを要求しているが、労働省側は急な値上げはできないとして、引き上げ額を110ドルまでしか応じていない。労働省は今後の賃金規定に関してはまだ検討中であり、2014年9月26日には再度発表を行うとしている。

tt_logo
本記事は転載の許諾を得て掲載しております。

関連記事
労働
産業ニーズに応える教育改革へ:カンボジア経済の次なる課題[労働]
(19日)
労働
カンボジア、韓国への労働者派遣枠拡大を要請—技能人材の送り出し強化[労働]
(11月26日)
労働
タイ、カンボジア人労働者の就労延長を許可—期限切れ許可証の更新が可能に[労働]
(11月01日)
経済
カンボジアのアパレル輸出競争力、米国市場でのシェア拡大の鍵はコストと信頼性[経済]
(10月25日)
経済
2024年第3四半期までのカンボジア・中国貿易、111億ドルを突破[経済]
(10月14日)
労働
カンボジア、2025年の最低賃金を208ドルに引き上げ – 経済状況に対応[労働]
(10月13日)
あわせて読みたい
特集
カンボジア人の声 JC Agricultural Cooperatives Co.,Ltd ジェネラルオペレーションオフィサー ノウン・クンティー
特集
カンボジア人の声 AIA生命保険 ファイナンシャルプランナー チェア・チャンメトレイ
特集
カンボジア経済データ(2017/7/10更新)
特集
カンボジア人を雇用する日本人の苦悩
業界
全企業が同じ法律に基づき平等に競争することが重要[人材] ケビン・ブリテン (3/3)
経済の最新ニュースランキング
最新ニュース