労働者運動共同連合(Collective Union of Movement of Workers)のパウ・シーナー代表によると、カンボジア国内の縫製工場の労働者の内約2万人は、プチュンバン(カンボジアのお盆に当たる期間)の休暇後の10月初旬に給与を適正な値に上げることを要求する抗議活動を行う予定だ。
労働者運動共同連合と全18の労働組合は、もし労働省が法定賃金を適正な値に値上げすることを表明しなければ、労働者を動員し市内の自由広場にて抗議活動を行うとしており、抗議活動では縫製製品を発注する海外の国の大使館にも向かう予定だとしている。
パウ・シーナー代表は活動に関して「組合の代表は最低賃金を150ドルに必ず賃上げするよう要求する。この要求は海外からの製品発注者にも受け入れられるだろう」と述べた。
全労働組合は8月8日に集会開き、労働省に対して150ドルへの賃上げを要求しているが、労働省側は急な値上げはできないとして、引き上げ額を110ドルまでしか応じていない。労働省は今後の賃金規定に関してはまだ検討中であり、2014年9月26日には再度発表を行うとしている。
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