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業界別インタビュー

2022年7月18日

日本式のホームセンターがない国には、我々の存在意義がある[卸売・小売]米田 裕二

卸売・小売

コーナンカンボジア KOHNAN (CAMBODIA)CO., LTD.
社長: 米田 裕二 YONEDA Yuji
2022年7月1日にイオンモール・センソックシティにオープンした大手ホームセンターのコーナン。新たに設立された現地法人コーナンカンボジア社長の米田裕二氏に、カンボジアの魅力や今後の展望などをお伺いした。(取材日:2022年6月)
成長著しく競合のない国

――貴社の概要について教えてください。
 
米田裕二(以下、米田) 本社は、1974年に大阪府堺市で創業し、現在日本国内に502店舗、お隣ベトナムに2016年に進出し9店舗を展開させていただいています。カンボジア法人は今年2022年に設立し、7月1日にイオンモール・センソックシティでオープンさせていただきました。コロナも回復しつつあり、良い時期に出店できたと思います。

――東南アジアへの進出を決めた理由はなんでしょうか。

米田 市場に若い人が多く活気があり、成長しているところが一番大きな魅力です。その上で、日本式のホームセンターがない国には、我々の存在意義があると思ったからです。まずはベトナムに進出し、そのノウハウを持って、海外2か国目をカンボジアに決めました。カンボジアはマーケットとしては大きくはないですが、さらに若く活気があるため、とても魅力を感じています。
また、イオンモールさんなど集客力のある商業施設が展開されていることも大事な要因です。将来的には、日本型の郊外店なども視野に入れていますが、当面は、ショッピングモールへの出店で計画を立てていきたいと思っています。

――現地企業でも競合は存在しないということでしょうか。

米田 日本式のホームセンターということでは競合はないと言えます。コーナンは創業以来、「住まい」と「住生活」を豊かにする商品を取り扱っています。プライベートブランド(PB)商品をはじめ、優良な商品をお手頃価格で幅広く提供するというスタイルは、まだカンボジアにはないと思います。それぞれの商品カテゴリーごとには、もちろん他社さんと競合になり得るのかも知れないですが、住まいと暮らしの総合企業としては、カンボジアでは唯一の存在だと思います。

――カンボジアの店舗ではどういう商品に力を入れていますか。

米田 PBをはじめ、日本製、日本品質の高品質なものを多く取り扱っていきたいと思います。特にDIYのはカンボジアの人に喜んでもらえるのではないかと思っています。カンボジアの人は、家や車の修理などを本当に器用にこなすので、とてもマッチしていると思います。もう一つは、若いファミリー層、特に女性向けにインテリアやキッチン用品も充実させていきます。

――カンボジアでビジネスをする上でどんなことを意識していますか。

米田 まず、現地の方々に喜んで頂ける事業、店舗かという事です。その為に、私たちが想像している以外にどんなニーズがあるのか、一号店から勉強させてもらいたいと思っています。

若くて英語が通じる魅力

――米田社長が感じるカンボジアと日本の違いはなんでしょうか。

米田 2つあります。まずは、とにかく若くてエネルギーに満ち溢れている。もう一つは、英語力があることです。周辺諸国と比べてもこんなにも多くの方が英語を扱えることに驚きました。多国籍の方々とコミュニケーションが図れる事は重要で、とても将来性を感じています。

――カンボジア生活の魅力はなんですか。
米田 自然豊かで、海、山があり、料理がおいしいところです。魚や鶏肉を煮込んだ料理アモックが特に好きです。また、生胡椒が食べられるのもカンボジアならではですね。生胡椒とイカを炒めたもので、カンボジアのビールを飲むとき、最高の気分になります。

――最後にカンボジアでの今後の展望について教えてください。
米田 二号店は、今年秋に完成予定のチップモン271メガモールという大型施設に出店が決まっています。2025年まで七店舗以上をプノンペンを中心に展開したいと思っています。

ありがとうございました。


コーナンカンボジア KOHNAN (CAMBODIA)CO., LTD.
事業内容:インターネットサービスプロバイダー
URL: https://www.hc-kohnan.com/
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