カンボジアに進出する日系企業のための
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  •  今回行った調査では、全体のうち賃貸物件に住む人が54%、持ち家に住む人が46%を占めている。
    賃貸物件に住む人を対象に行ったこの質問では、場所(環境)と家賃が家選びの基準として多く挙げられた。場所(環境)としては、会社や学校から距離が近いといった利便性、また安全性を重視する意見が多くあった。
    一方、設備や間取りは、カンボジア人にとっての家選びの基準としては重要度が低いようだ。

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  •  カンボジア人にとって家選びの重要な基準の一つとなっている家賃であるが、全体家賃は50-99ドルの範囲が最も多く、平均全体家賃は99.1ドルとなった。また同調査で回答者全体のうち7割が両親、親族、兄弟姉妹らと家賃の支払いを分けているという結果が得られており、家賃に対する個人の負担額は月50ドル未満が多くなっている。全体家賃に個人差は見られないものの、個人の負担額は月収300ドル以上の場合は平均77.5ドル、300ドル未満の場合は平均42.1ドルと差が見られた。
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    •  親が所有者の場合が大部分を占めている。自分が所有者と答えた人は既に結婚している場合が多く、新たな家庭を持つ機会に合わせ、住宅を購入しているとも推測できる。
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    •  家を購入したいと答える回答者(全体の9割以上)を対象に行ったこの質問では、フラットの購入を希望する人が半数以上を占める結果となった。その理由として、価格が安く収入と照らし合わせた際に購入し易いといった経済的要因、場所が安全で家族と過ごすのに最適といった環境的要因、また自営業を営むためという意見も多く挙げられた。フラットはグランドフロアの天井が高い造りになっていることから、個人商店に最適であり、ショップハウスとも呼ばれる。ファミリービジネスが多いカンボジアにおいて、生活空間とビジネスを統合できるショップハウスは人気のようだ。
       2番目に多く挙げられたヴィラは、一戸立て住宅である。フラットよりも土地が広く庭がついている物件も多いことから、家族と一緒に広々過ごせるという意見が多く挙げられた。家族との時間を大切にするカンボジア人にとって魅力に感じるようだ。
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    •  この質問に対しては、5年以内の購入を希望する人が半数以上を占め、近い将来の購入を希望する人が多いようだ。カンボジアでは、カンボジア人の中間層を狙いとした物件も建設予定であり、カンボジア人の物件購入が進むことも考えられる。


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