プノンペンに建設中のテチョ国際空港が、2025年の開港に向けて92%の進捗を記録していると、カンボジア空港投資会社(CAIC)のディレクターであるチャールズ・バン氏が述べた。同氏は最近、インドネシア、イギリス、マレーシア、ブルネイの各国大使とともに空港建設現場を視察した。
空港は年間1300万人の旅客処理能力を持つ予定であり、将来的には3000万人規模への拡張も計画されている。
空港完成後には、ASEAN諸国や東アジア、さらに中東やヨーロッパへの長距離便の新規開設が期待されている。また、貨物輸送にも対応可能な施設が整備され、カンボジアが国際貿易のハブとしての地位を確立する足掛かりとなる見込みである。
チャールズ・バン氏は「この空港は単なる交通インフラではなく、カンボジアの未来を切り開くシンボルである」と述べ、各国政府が空港の完成と運用を全面的に支援していることを強調した。