中国湖南省株洲市にある鉄道、軌道車輛の設計、製作を行う中国中車のグループ企業、株洲電力機車有限公司(CRRC Zhuzhou Electric Locomotive Co., LTD.=CRRC ZELC)は、中国政府のインフラ輸出政策に貢献しながらカンボジアの鉄道システムを改善するための実現可能性調査を実施するという。クメールタイムズ紙が報じた。
CRRC ZELC副社長は、「タイやマレーシア、ベトナムには既に進出しており、習近平国家主席の「一帯一路」構想の下、ASEAN加盟国すべてに進出する。カンボジアでの事業連携の可能性と投資に向けて調査する」と語った。
2010年には、中国所有企業のカンボジア鉄鋼工業グループと中国鉄道グループが、プレアヴィヒア州の鉄鋼工場だけでなく11の駅につながる鉄道線の建設に向け、96億ドル相当の合弁会社を契約。費用はコッコン州の新たな橋と港の建設にも充てられるという。しかし、プレアヴィヒア州の鉄鋼工場には16億ドルかかるとされているが、今のところ何も動いていない。
中国企業は70億ドル、400キロメートルにもわたるラオスへの高速鉄道を建築しており、タイに繋がる線路の契約も獲得しようとしている。