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  • 社会
  • 2020年12月10日
  • カンボジアニュース

ツバメの巣、近所迷惑な爆音で州当局が警告 カンボジア[社会]


コッコン州のアナツバメの家 (c)Heng Chivoan

 コッコン州環境局は、同州にあるアナツバメのコロニー(集団営巣地)の所有者に対し、環境保護ガイドラインに従うよう促した。

 コロニーは倉庫に似た外見の建築物で、内部を人為的に洞窟と同じような状態にすることにより、アナツバメに営巣させている。

 当局の担当責任者によると、コロニーの所有者の多くは環境保護規制を遵守していないという。同氏は、「ツバメの排泄物は処理して売却することができるが、周囲に影響があるのは騒音の方だ」と述べた。

 コロニーでは、アナツバメが営巣・抱卵している際の鳴き声を録音した音源をスピーカーで流すことにより、ツバメを呼び寄せて巣を採集している。

 担当責任者は、「近所迷惑にならないよう、午後7時から午前6時まで音源の再生を停止する必要がある」と付け加えた。

 アナツバメのコロニーに詳しい専門家は、「ほとんどのコロニーでは音を大きすぎて近所に迷惑をかけている。アナツバメの鳴き声は美しいが、音が大きいからといって集まるとは限らない。音が大きい場合はアナツバメが短時間しか滞在しないように見えるからだ」と述べた。

 また同氏は、「アナツバメの排泄物は有機肥料として使用できる。化学物質が使用されていないので環境に害は無い」と付け加えた。

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