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郵便電気通信省によると、外国人観光客と海外投資の増加により、郵政公社のカンボジアポストは2016年、約900万ドルの収入を生み出したという。クメールタイムズ紙が報じた。
同省の発表によると、カンボジアポストの郵便及び輸送事業による収入は前年より70%増加。その要因は、地方へのサービス拡大でもあると同社のオーク・ボラ事務局長は説明している。
民間企業が20社ほどある中で、海外への配送事業としては1位を維持。更にすべての地域へのサービス拡大をめざし、今年の中旬には配送者を増やすとしている。
さらに同社は、サービスを拡大しながら、オンラインで商品販売が出来るeコマースの導入も予定している。トラン・イゥテック郵便電気通信大臣は、同省は中国拠点の国際オンラインマーケットであるアリババに対し、eコマース導入に向けた職員の訓練に対する援助を要請中であると言及した。さらにアリババと提携している中国郵政にも、中国大使館を通して援助を要求。ボラ事務局長によると、カンボジアポストのeコマース事業は今年に開始されるという。
フェデックス(FedEx)の営業マネージャーはカンボジアの郵便事業について、厳しい競争や市場、サービスの質により、以前より格段に事業数が増加していると説明。しかし費用が高いため多くはビジネス向けに利用されており、今後は安い価格で効率的な質の高いサービスを提供する多くの企業が設立されるだろうとも指摘する。
カンボジアポストは192の国に物流会社のパートナーを持ち、多くはアメリカやヨーロッパ諸国との郵便事業を行っている。