(c)Khmer Times
農林水産省のヴェイン・サコン大臣は、過去2ヶ月間の農作物の輸出が減少した要因として、カンボジアの祝日の多さを挙げた。クメールタイムズが報じた。
ヴェイン大臣は今週、プノンペンで約100人の農家と輸出業者が集まるイベントの席で、「8月と9月のコメの輸出は30%近く減少している。祝日でも輸出入サービスを止めない他国とは異なる結果だ」と述べた。
8月は、延期されたクメール正月による祝日の振り替えが5連休あり、9月にはプチュンバン(カンボジアのお盆)による3連休があった。10月には祝日によって平日が休みとなる日が4日間ある。
政府は28日あった祝祭日数を2020年からは22日に減らしている。また、他国の祝祭日数は、ベトナム12日、タイ18日、中国本土16日、香港17日、インド14日、インドネシア20日、日本18日、韓国17日、マレーシア20日、ミャンマー26日、フィリピン18日、シンガポール11日、台湾19日などとなっている。
カンボジア物流協会(CLA)のシン・チャンティ会長は、「サービス業やホスピタリティ産業にとって休日は利益を提供する。日数のせいにするのではなく、政府の事務処理をスピードアップさせるほうが大事だ。輸出業者は許可書類を取得するのに長い時間がかかる。政府は手続きを容易にするための窓口を設置したが不十分で、書類の処理には最大で7日かかる」と述べた。