(c)Phnom Penh Post
オーストラリアに本社を置く物流・流通の管理ソリューションサプライヤーであるヨギー社は、プノンペンポストとポストクメールの親会社ポストメディアとの提携し、日刊紙に独自の技術を組み合わせた物流のプラットフォームを確立するとプノンペンポスト紙が報じた。
1月22日に発表された両社間の覚書(MOU)によると、ヨギー社は、ポスト・メディアの配送業務の効率性と専門知識を活用して、即日および翌日配送サービスを展開し、新しい収益とシナジーを生み出すという。
このパートナシップには、急成長する電子商取引市場における貨物の管理のため、ヨギーの人工知能(AI)ロジスティクスと流通管理ソフトウェアを採用する予定で、これにより配送の固定費削減やリアルタイムでの追跡が可能になる。
ヨギーのマネージングダイレクター、エド・クラーク氏は、「ポストメディアは〝全国で最も効率的なサプライチェーン″を持ち、午前3時に完成した新聞が同日午前9時には全国の家庭に届いている。このような全国的なネットワークと100万人を超える読者が、カンボジア市場に参入する確かな基盤となる」と述べる。
ポストメディアのアレックス・オドムCEOは、「ヨギー社はプラグアンドプレイのプラットフォームで、使い方はスマートフォンにアプリをインストールするだけなので、使いやすく広がりがある。直感的なAIソフトウェアは、既存のインフラを補完し、配送を合理化するだろう。ポスト・メディアは長年にわたり全国に新聞を配達しており、場所や道を良く知っている。例えGoogleマップが分からなくても」と話した。