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カンボジア縫製業協会(GMAC)の代表者は3日、2020年の最低賃金は引き上げが困難と述べた。クメールタイムズ紙が報じた。
GMAC副事務局長のカイン・モニカ氏は、労働職業訓練省による最低賃金評議会の会合後、記者団に対し、「縫製業と製靴業の雇用主代表の立場で参加しており、評議会の代表意見としては申し述べられないが、生産受注の減少により輸出が減少する中、2020年の最低賃金の総額は困難だ」と述べた。
同氏は、カンボジアの最低賃金はすでにベトナムよりわずかに高い点を指摘し、「ベトナムの賃金は月額180ドルであるのに対し、カンボジアでは月額182ドルだ。最善の方法は、最低賃金を変更しないことだ」と付け加えた。
労働者運動集団連盟(CUMW)のパウ・シナ代表は、「雇用主の代表が最低賃金の引き上げに反対するのは初めてではない」と述べ、「現在15%増となる27ドルの増加を検討している」と付け加えた。
労働職業訓練省の広報官は、「政府はすべての当事者が合意に達するための交渉を引き続き促進する」と述べた。