カンボジア労働職業訓練省のヘン・スアー大臣は、国際女性デーを前に、国内の縫製業における女性労働者の重要性を強調した。2月時点で、縫製業の労働者92万人のうち、70万人(76%)が女性であり、他の産業でも女性労働者は約41%を占める。
ソウ大臣は、「歴代の政権が一貫して女性の権利、平等、エンパワーメントを重視してきた」と述べ、政府が女性のリーダーシップを促進し、機会を提供する重要性を強調した。また、「適性が同等の場合、女性を優先的に登用すべきだ」と付け加えた。
国際女性デーの記念式典で、女性省の高官は、「女性の権利や自由、民主主義、ジェンダー平等を訴えてきた歴史を称えることがイベントの目的である」と述べた。
カンボジア縫製訓練校(CGTI)のアンドリュー・テイ(Andrew Tey)センター長も、女性労働者が縫製業で果たす役割の重要性を指摘した。CGTIでは、縫製技術、持続可能性、リーダーシップスキルを提供し、女性のキャリア支援に努めている。しかし、女性は依然としてキャリアの停滞や職場の安全、仕事と家庭の両立などの課題に直面しているとし、ジェンダー平等の推進が業界の競争力向上につながると強調した。
最後に、CGTIは、女性のエンパワーメントを支援し、公平で持続可能な縫製業の発展を目指す姿勢を改めて示した。