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日本政府は21日、カンボジア地雷対策センター(CMAC)のバッタンバン州での地雷撤去作業の支援のため、日本地雷処理を支援する会(JMAS)に対して83万ドル以上の資金提供をすることで合意した。クメールタイムズ紙が報じた。
隈丸優二駐カンボジア大使によれば、83万3332ドルの無償資金協力はJMASが主導するCMACの地雷撤去能力育成プロジェクトに使用される予定だ。
JMAS現地代表の柴田幹雄氏は、「JMASはCMAC職員90人を訓練し、地雷除去スキルの向上に貢献する」と述べた。隈丸大使は「カンボジア北西部にはまだ地雷が埋まっている。昨年110人が不発弾によって負傷したとの情報もある」と話した。
在カンボジア日本大使館の声明によれば、本プロジェクトはカンボジア人約1700人を地雷の恐怖から守り、地域の発展を促進させることが期待されている。
日本政府は2002年から、カンボジアの地雷撤去や初期教育、農業等の分野に2620万ドル以上の資金を提供している。