カンボジアに進出する日系企業のための
B2Bガイドブック WEB版

  • 経済
  • 2016年11月11日
  • カンボジアニュース

カンボジアから日本への総輸出額が劇的に上昇[経済]

 日本貿易振興機構(JETRO)の最新データによると、今年1~9月における日本へのカンボジアの総輸出額は9億3000万ドル、これは前年同期の約7億3000万ドルから20%以上増加し、大幅な上昇を見せた。

 カンボジア商業省の広報官は、「この上昇は、日本政府が提供する特恵貿易と、両国間の関係拡大によるものだ」とクメール・タイムズ紙に語っており、「またコッコン経済特区は、日本人向けのオフィスがあり、日本企業がコッコンへ工場進出する重要なゲートウェイとして機能している。日本は、我々にとってアジアの中でも潜在的な市場で、生活水準は我々よりも高いが、彼らの日常のニーズに応えるため、消費者向け製品を提供することができる」と述べている。

 10月に任期を終えた隈丸優次前日本大使は、離れる前に「現在、成長する経済とは製造業を意味しているが、商品やサービス業もまた成長しており、日本の投資を引き寄せている。賃金は中国、ベトナム、タイに比べて低く、代わりの場所を探している日本企業にとって、カンボジアは投資するには良い場所だろう。また労働力も若く、訓練も容易な点も魅力である」と話した。

 日本からの主な輸入品は機械、自動車、電子製品、肉、鉄、鉄鋼、医薬品で、カンボジアから日本への主な輸出品は、衣類製品、履物、砂糖、魚介類。

 一方、今年上半期の日本からの輸入総額は2億950万ドル、前年同期の2億940万ドルからわずか0.03%減少している。

 商業省の広報官は、「我々は開放経済であり、また市場の需要も日本製のみに焦点は当たっておらず、多くの選択肢がある。カンボジア人の生活水準は改善されているが、所得はそれほど高くなく、購買力はまだ低い。また、日本からの投資の上昇は、カンボジア国内で製造、販売を可能にし、日本からの輸入減少を後押しする」と話す。

関連記事
経済
シアヌークビル自治港 上半期コンテナ輸送が順調[経済]
(03日)
経済
カンボジア 中国・上海にも貿易センター開設予定[経済]
(07月28日)
法律
全ての商品やサービス リエル表記を義務付け カンボジア[法律]
(07月22日)
経済
トウモロコシ農家を助けるべく 政府が緊急融資資金を流用[経済]
(07月19日)
経済
カンダール州のSEZ ドライポートと保税蔵置場が設置予定[経済]
(07月10日)
経済
イオンモールが牽引するカンボジアの小売業界[経済]
(07月10日)
あわせて読みたい
特集
カンボジア人の声 協和製函 ホート・アムセイン
特集
陸路国境ポイペト、 混沌からの脱却なるか~カジノと国境交易で栄えたカンボジアの”陸のカオス”が、 日系企業が主導する「タイ+1」の新たな製造拠点に?変貌の過渡期にある国境の街の今~(4/4)
特集
陸路国境ポイペト、 混沌からの脱却なるか~カジノと国境交易で栄えたカンボジアの”陸のカオス”が、 日系企業が主導する「タイ+1」の新たな製造拠点に?変貌の過渡期にある国境の街の今~(3/4)
特集
陸路国境ポイペト、 混沌からの脱却なるか~カジノと国境交易で栄えたカンボジアの”陸のカオス”が、 日系企業が主導する「タイ+1」の新たな製造拠点に?変貌の過渡期にある国境の街の今~(2/4)
特集
陸路国境ポイペト、 混沌からの脱却なるか~カジノと国境交易で栄えたカンボジアの”陸のカオス”が、 日系企業が主導する「タイ+1」の新たな製造拠点に?変貌の過渡期にある国境の街の今~(1/4)
経済の最新ニュースランキング
最新ニュース