2018年12月17日
――現在の御社について教えてください
サバイデジタルコープのCEO、チー・セラです。サバイグループは現在、『サバイドットコム』というwebサイトの他に、女性にフォーカスしたwebサイトも運営しています。映画配給にも投資しておりカンボジアにおいて数少ないポートフォリオデジタルカンパニーです。昨年弊社は、カンボジア最大の通信会社であるスマートアクシアタ社と戦略的パートナーシップを提携し、より多くのお客様に素晴らしいサービスを提供できるようになりました。
――どのようにして広告主を獲得しているのですか
現在は、直接営業や代理店を通じて広告主様を増やしています。弊社は、主にクメール語のコンテンツを発信しているため、Facebookなどのグローバルネットワークを使用することは難しく、グローバルな収益化には適していないため、 視聴者につなぐためにローカルの企業様と連携したり戦略を練ったりしています。
――現在のウェブメディア業界について教えてください
検索機能は実際に使用率が高いわけではないので、私たちはFacebookのようなソーシャルメディアネットワークからのリンクインとクリックに依存しています。
質の高いコンテンツを作成するには素晴らしい人材を雇う必要があります。弊社は、国内で最も優秀なチームを擁しています。メディアビジネスにおいて優秀な人材は最高の投資です。コンテンツ制作は非常に特殊なスキルが求められるので、クリエイターは意味のあるコンテンツを作るために常に刺激を受ける必要があります。
現在多くのブランドが広告ニーズのためにプラットフォームに直接進出しているので、投資の方法が変化し、独立したサイト運営者はコンテンツを収益化することが難しくなっています。多くの独立したフリーメディア企業は、ウェブサイト上で寄付を募ったり、有料モデルまたはサブスクリプションモデルに移行しています。
――将来のウェブメディア業界についてどうお考えですか
ウェブメディア業界はより専門性が高まっていくと思います。 専門家は協力してより明確で充実したコンテンツを創り出していくでしょう。市場の拡大に伴い、GoogleやFacebookのようなプラットフォームは.出版社とより綿密に連携し、収益化が簡単になります。多言語対応のコンテンツも現れるかも知れません。
――カンボジアでウェブメディアを立ち上げる際に気をるけるべきことは何でしょうか
視聴者についてよく知ること、信用と価値を築くことが一番大切だと思います。出版社は、信憑性のある情報と役立つ情報のバランスを考えなくてはいけません。
――御社の展望をお聞かせください
サバイは幸せを意味します。弊社の目標は常に人々が幸せになるようなコンテンツを広めていくことです。弊社が発信したコンテンツでカンボジアの方々の笑顔が増えたり、楽しんで頂けるようにこれからもたくさんのコンテンツを創造し発信していきます。