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業界別インタビュー

2014年1月14日

カンボジアの食品サプライヤー業界をリードする[飲食] 竹田 毬

飲食・観光

ダイシントレーディング DAISHIN TRADING(Cambodia)CO.,LTD.
日本人営業担当: 竹田 毬 Takeda Mari 
数多くの日本食レストランがあるカンボジアにおいて、日本の味を海外にも届けるべく、食材の調達は重要な仕事のひとつになっている。そんなレストランの強い味方が、食品サプライヤーだ。昨年カンボジアに参入したサプライヤー、ダイシントレーディングの日本人営業担当、竹田毬さんに話を伺ってきた。
日本から直輸入した食材を適正価格で提供

カンボジアには日系だけでなく、ベトナム系、シンガポール系などの食品サプライヤーがあります。弊社進出前の業界の状態としては、価格があまりに高く、日本食レストランの要望を満たせる状態にはなかった様に感じました。そこで昨年弊社が参入し、日本から直輸入した食材を適正価格で提供することで、数多くの日本食レストラン様とお取り引きいただいております。

 レストランをオープンするにあたって、一般的に食材はサプライヤーを通して調達するケースが多いですが、生鮮物は市場で直接買われる方が多いようです。ローカルの代行業者もあるようですが、目利きが悪いという話も聞きます。飲料につきましては代理店もありますが、ビールやソフトドリンク等は現地メーカーと直接の取引がほとんどです。日本酒や焼酎等の日本ブランドのお酒は弊社のような日本食材のサプライヤーが取り扱いしています。また、割り箸やナプキンなどの消耗品は市場を利用しているようです。弊社でも割り箸などを安く提供していますし、輸入したお箸やキッチンペーパーなど高品質なものも取り扱っています。まずはご相談いただければと思います。

日本式サービスをモットーに

弊社独自で食材を直輸入しているので、お求めやすい価格はもちろん、日本的なサービスを行っているところが強みであります。年中無休で営業しており、商品1つから配達いたします。日本では大きな問題になる賞味期限や消費期限問題ですが、カンボジアにはそもそもこういう概念がありません。弊社では、しっかり守っていけるよう、心がけております。

また、カンボジアでは時間にルーズなところが多く、即日配達をうたっているのに翌日になったりすることもしばしば見受けられます。当然のことのように欠品があったり、対応が悪かったりして、日本の常識とのギャップに悩まされる飲食店経営者は多いようです。その点弊社では、日本式サービスをモットーにしているので、お客様が日本で考えられないような小さな悩みを抱えずに食材を購入できる会社がカンボジア人でもできるようになることを目指しています。

飛び込み営業することもありますが、最近では現地にお住まいの方からお客様をご紹介いただくケースが圧倒的に多いです。進出前の企業様もwebサイトからのお問い合わせでお取引が始まったり、メーカー様も弊社代表のコネクションから相談にこられたりします。
弊社はよりお客様の「欲しい」を満たせる商品数とサービスで、1年以内に業界NO1を目指します!

(取材日2014年8月)


ダイシントレーディング DAISHIN TRADING(Cambodia)CO.,LTD.
事業内容:日本食に特化した日系サプライヤー
URL: http://daishintc.com
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