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  • 2016年11月2日
  • カンボジアニュース

プノンペンを象徴するホワイトビルディング、再開発計画に住民も選択を迫られる[社会]

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(c)Khmer Times

 プノンペンを象徴するホワイトビルディングの住民は、7万ドルを受け取って家を退去するか、建物が改装されるまでの3年間タックトラ地区に住むかの、2つの選択肢を迫られている。クメールタイムズ紙が報じた。

 国土整備・都市化・建設省がWEBサイトで発表したところによると、ホワイトビルディング再開発には、住民の仮住居費用を含めて7万ドルから8万ドルの費用がかかるという。

 同再開発計画では、ホワイトビルディングは21階建ての建物に変容する。3階建て駐車場が付き、1階は商業施設、宿泊施設は5階層分を占める。日系建設企業が、9階以上の階を全て所有する。

 ホワイトビルディングは1963年に建てられ、現在はアーテイストやミュージシャンの交流の場になっているが、 安全性に問題があるとして、政府2015年7月に修繕することを決めた。

 しかし、ほとんどの住民は、新しい家を見つけられないという理由から立ち退きを拒否している。

 ある住民は、「ボレイ・ケイラやボンコックで起こったように、一時立ち退き後にきちんと戻って来られるか心配だ」と話す。また、「7万ドルを受け取って退去しても、その後の地価が7万ドル以上になれば損失になるので、受け取りたくない」と話す住民もいる。

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