シンガポールに本社を置く日系広告テクノロジー企業アドアジア・ホールディングスは2月10日、カンボジアに事務所を開設した。クメールタイムズ紙が報じた。
同社CEOの⼗河宏輔(そごう・こうすけ)氏は、国内のモバイルブロードバンドの普及拡大に加え、モバイル機器やソーシャルメディアの利用増加について言及し、「急成長する市場で自社製品がユーザー獲得やオンライン広告の収入増加を手助けする」と述べた。
カンボジア・インベストメント・マネジメントのCEOで、ダイナモ・イノベーティブ・デジタル・アドバタイジングの代表アンソニー・ガリアーノ氏は、「アドアジアの参入は、国内の広告市場の魅力が高まり、成熟してきたことを意味する。アドアジアの革新的な製品は、カンボジアの成長市場で歓迎されるだろう」と話す。
テックニュースによれば、アドアジアは先月、ベトナムでの販売とコンサルティングの拡張、およびビデオ制作とプログラム業務を統合するため、ハノイ事務所を開設した。2016年4月にアドアジア・ホールディングスが設立されて以来、プノンペンオフィスは、6か国目、7番目のオフィスとなる。
プノンペンへの拡大は、データ駆動型インフルエンサーマーケティングやプログラムによるメディア購入など、カンボジアのマーケティング会社や企業に、最新のマーケティング技術の活用を可能にさせる。