(c)Khmer Times
国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)は先月29日、カンボジア計画省統計局(National Institute of Statistics=NIS)と共同して、カンボジアの経済統計を強化するためすべての関連政府機関に対してワークショップを実施した。クメールタイムズ紙が報じた。
NISはカンボジア計画省の下部組織であり、日本の総務省統計局にあたる。今回のワークショップの目的は、投資家や政府、国民に対し実用的で信用性の高いデータを提供する、経済統計の能力を強化させることであった。
計画省のリン・ヴィラック長官は、「経済統計はマクロ経済を管理する上で重要な役割を担っている」と発言し、「グローバル化による世界競争に対応するべく、実質的 ... [続きを読む]
(c)Phnom Penh Post
先週金曜日に開催された労働組合の合同集会で、縫製工の推定生活給が176ドルであるとの結論に達した。プノンペンポスト紙が報じた。
労働者運動集団連盟の代表によれば、労働者らは毎月平均124ドルを消費し、47ドルを仕送りに回している。インフレ率3%を考慮すれば、平均的な労働者の毎月の支出は176ドルとなるという。
独立系労働組合は2014年と2015年の2年間に渡り、最低賃金を177ドルに引き上げるよう要請していた。現在の最低賃金は140ドルで、裁定給付金額17ドルを含めれば毎月157ドルとなる。
しかし、カンボジア衣料製造者協会(The Garment Manufacturers Association in Cambo ... [続きを読む]
(c)Khmer Times
19日、プノンペンポスト紙によると、タイの再生可能エネルギー開発企業であるインターファーイーストコーポレーション株式会社(Inter Far East Corporation Public Company Limited=IFEC)が、コンポンスプー州で建設中の20メガワット太陽光発電設備を今四半期中に稼働させると発表したという。
プノンペン西側から同州までをカバーする2メガワット分の施設は既に完成しており、電力販売計画も作成している。しかし、鉱工・エネルギー省から取得しているライセンスは20メガワットの内、半分の10メガワット分のみ取得しており、今後のライセンス取得状況によって配電にも遅れが出る見込みだと言う。
同社は現在、タイで1 ... [続きを読む]
2016年はカンボジアにとって変化の序章となりそうだ。世界的な変化だけではなく、圏域の経済動向にも影響を受けそうだとカンボジア中央銀行(NBC)は毎年末公表される定点報告書で見通しを発表した。
NBCの2015年版 Macroeconomic Development and Prospect報告書によると昨年の米国の堅調な成長と中国や欧州の経済の低迷が明らかになっている。さらに圏域内の競争の激化により、今後のカンボジアの耐性が問われるのではないかとしている。米国は2016年もFFレートの引き上げを続ける予定であり、これにより新興国経済に何らかの影響を与えるのではないかと見ている。
米国内の金利上昇により、投資家に対する海外ドル市場の魅力低下だけではなくドルが強まるに ... [続きを読む]