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  • 経済
  • 2020年12月7日
  • カンボジアニュース

需要減のなか畜産物の生産量が増加し、価格は安定 カンボジア[経済] 


田舎の養鶏場

 農林水産省によると、12月2日時点での畜産物の生産量は4202万頭から4942万頭に増加し、2019年の同時期と比較して17.6%増加した。家畜には牛(牛と水牛)、豚、家禽(鶏とアヒル)が含まれている。

 また、全国の1232か所の家畜農場のうち681か所は家禽生産者(1313万5000羽)、547か所は豚(133万匹)、54か所は牛(1万2974頭)を飼育している。

 カンボジア家畜飼育者協会(CLRA)会長のスルン・ポウ氏は、「パンデミックの間に家畜の生産量が20%近くの増加した。需要が減少したが、供給は安定している。価格の下落により生産者と販売者の収益に影響を与える可能性があるが、深刻な価格変動はまだ見られない」と述べた。

 農林水産省の担当高官は、「畜産量が増えているにもかかわらず、価格は管理可能な水準にある。豚の価格は良好で、家禽の価格も回復している。牛肉の価格も安定している。消費者の需要は落ち込んでいるが、輸入量を減らすことで価格の安定を維持している」と述べた。

 プノンペン市場からの12月4日付けの商品価格レポートによると、豚肉は1キロ当たり2万6400リエル(6.6ドル)、鴨肉は1キロ当たり1万5600リエル(3.9ドル)、牛肉は1キロ当たり3万9800リエル(9.95ドル)、鶏肉は1キロ当たり2万8000リエル(7ドル)となっている。

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