カンボジア商業省と経済財政省・租税総局が、税金のオンライン登録システムに共同で取り組む方針であると、クメールタイムズ紙が報じた。徴税能力強化と腐敗を絶つことが目的だ。
商業省のソク・ソピアック長官によれば、税登録は来年6月からオンライン方式になる。ソク長官は、「登録の自動化によって情報が常に共有されるため、事業者側が脱税できなくなる。猶予期間である30日以内に納税しなければ、事業登録は無効になる」と話した。
同システムによって、商業省のコンピューター内の情報がオンライン上で租税総局に全て共有される。
NPO法人トランスペアレンシー・インターナショナル のカンボジア代表は、「徴税の効率化と腐敗の防止に繋がるだろう。なぜなら全てのプロセスがオンラインで行われるため、直接徴税する職員と顔を合わせる必要がないからだ」と述べ、この動きを歓迎した。
租税総局の報告書によれば、今年始まってから7ヶ月間で、徴税額は前年同期比18.91%増の9億5500万ドルにのぼる。