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  • 経済
  • 2019年11月8日
  • カンボジアニュース

保険業界、堅調な成長 カンボジア[経済]


(c)Khmer Times

 カンボジアの保険業界は目まぐるしく成長し続けており、内部関係者によると保険料は上半期で14%以上伸びている。クメールタイムズ紙が報じた。

 カンボジア保険協会(IAC)のフイ・ヴァタロ会長は、「保険業界の総保険料は、過去5年、毎年平均35%増え続けている。これは、経済財政省の政策・戦略が効果的に実施されたことによる成長である」と述べた。

 今年1月から6月の損害保険の総保険料は、昨年同時期に比べ14.7%高い4930万ドルに上り、生命保険の保険料は昨年同時期より55.3%高い6630万ドルであった。

 経済財政省のレポートによると、カンボジアには損害保険会社が13社、生命保険会社が11社、マイクロ保険会社が7社ある。

 マイクロ保険を販売するBIMAカンボジアは、1日10ドル未満で生活する顧客にも生命保険や個人傷害保険を販売しており、月額保険料は1ドルからとなっている。CEOのキム・トル・アム氏によると、同社は2014年にカンボジアの市場に参入して以来、総保険料と顧客数は毎年一貫して増え続け、現在では顧客数が50万人以上、すでに100万ドル以上の請求に対応してきたという。

 国際通貨基金(IMF)は、保険部門の国内総生産(GDP)への貢献度を0.8%、245億ドルと予測している。また昨年は、生命保険のみでGDPの0.3%を占めた。

 フイ会長は、保険業界には更なる成長の余地があるが、人的資本の不足は課題であるとし、「業界の成長を持続させるべく、保険バリューチェーンにおける様々なスキルを持った人材を育成していく」と述べた。

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