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カンボジア国立銀行(NBC)は23日、モバイル決済アプリ「Bakong」をテストしていると発表した。
このシステムは、国内での金融包摂を強化しながら、海外への送金や支払いを促進するとしている。
NBCは、「特に農村地域にいる銀行口座を持たない人々に対する銀行サービスの提供を目的とした個人間の口座振替サービスだ」と述べ、まずアクレダ銀行など4つの金融機関がこれに加盟するという。
アクレダ銀行のソー・フォナリー副頭取は、「この新しいシステムはデジタルウォレットのように機能する」と述べた。
同行の独自に開発したアプリ「Toan Chet」には既に98万人以上の顧客がおり、「Bakong」に繋がる。「Toan Chet」により、1日あたり約7万件、1774万ドルの取引が行われている。
また、2月にカンボジアとタイの中央銀行は、QRコードに基づく支払いシステムの構築に向けて覚書に交わしており、今後は「Bakong」により海外送金も可能になる。