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  • 経済
  • 2019年4月25日
  • カンボジアニュース

カンボジアの経済成長は7%と予測 世界銀行[経済]

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(c)Khmer Times

 世界銀行は24日に発表した報告書で、カンボジアの経済は引き続き堅調な成長を続けるものの、外需の低迷により昨年よりも緩やかなペースで成長すると予想した。クメールタイムズ紙が報じた。

 2019年には、カンボジアの経済は7%で成長し、昨年の7.5%から鈍化すると指摘に、この減速は、エネルギー関税や物流コストに関する懸念、非熟練労働者を取り巻く懸念による結果だとしている。

 カンボジアの長期的な見通しは、国内投資を促進しながら海外からの直接投資(FDI)の流入を吸収する能力にかかっているし、競争力を維持するために、より安いエネルギーコストと物流コスト、熟練労働力の利用可能性、サプライチェーンの連携強化が不可欠としている。

 とりわけ、EBAによる優遇措置を停止する準備をするEUの決断も影響している。EU市場は現在、衣服、履物、自転車を含むカンボジアの主要輸出の3分の1以上を占めており、優遇措置を停止されれば輸出の伸びが鈍化する可能性がある。

 報告書はまた、中国との関係を取り上げており、カンボジアが中国からの資本流入に大きく依存していることを考慮すると、中国経済の急激な減速は成長見通しを弱める可能性があること指摘している。

 世界銀行の東アジア・太平洋地域のチーフエコノミストは、「今後、高い成長率を維持するためには、カンボジアが世界市場での競争力を強化し続けることが重要で、ビジネスのコストの削減、ビジネス環境の改善、そして最も重要なのは、人的資本の強化という課題を克服しなければならない」と述べた。

 また、同氏は「短期的には成長率の僅かな低下は心配してない。課題を克服すれば、カンボジアは中上級所得国へ移行することができる」と付け加えた。

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