カンボジアに進出する日系企業のための
B2Bガイドブック WEB版

  • 経済
  • 2017年9月3日
  • カンボジアニュース

カンボジア料理・クイティウの普及のため、ブランド立ち上げ[経済]

news_201709022
(c)Khmer Times

 政府は、国内外で有名な麺料理を作るために、プノンペン・クイティウ(Phnom Penh kuyteav)ブランドを立ち上げる予定だ。クメールタイムズ紙が報じた。

 商業省の広報官によると、31日、プノンペンのクイティウをどうやって普及させるかについて情報交換をするため、民間部門との最初の協議が行われた。

 同氏は、「ベトナムはフォーを持っており、中国もさまざまな種類の人気の麺料理を持っている。カンボジアには独自の麺料理がないのはおかしなことだ」と話した。

 会談に参加したカンボジアホテル協会のディン・ソムテアリアット氏は、プノンペン・クイティウに対する政府の計画を支持し、「プノンペン・クイティウは、すぐにベトナムのフォーやタイのソムタムのような世界的有名料理の中に加わるだろう」と語った。



 大手コメ精米・輸出業者の1つであるアムル・ライスのCEO、ソン・サラン氏も、「より多くの地元製品を宣伝することは良い動きだ」とこの取り組みを歓迎。同社はまた、地元の市場向けに米麺を生産し、いずれはヨーロッパに輸出する予定があるとし、「メイド・イン・カンボジアがアムルライスの包装で海外において有名になることを願っている」と付け加えた。

 香り豊かなプノンペン・クイティウは、カンボジア人の心の中で特別な場所を占めており、ほぼすべての街角で見つけることができる。商業省の広報官は、「元々、プノンペン・クイティウの品質には一貫性がないため、この人気あるカンボジア料理の基準を設定する必要がある」としたうえで、「この問題についてさらに話し合うために、人気のある店舗やメーカーなどのすべての売り手に対し、省庁関係者と民間部門と一緒になって議論に参加してほしい」と述べた。

関連記事
経済
カンボジア、LDC卒業に向けた貿易優遇措置確保へ交渉開始[経済]
(10月08日)
経済
カンボジアのレストラン業界、2022年比で収益減:観光業の回復が遅れ経済に影響[経済]
(09月28日)
経済
カンボジアの2023年1-7月の輸出額、前年比2%減の135億ドル[経済]
(08月14日)
経済
カンボジア、米国に一般化システム関税(GSP)制度の更新を求める[経済]
(08月04日)
経済
パン商業大臣、中国系自動車メーカーに投資を呼びかけ カンボジア[経済]
(06月21日)
経済
2月20日市中感染拡大事件でレストランチェーンに多大な犠牲 カンボジア[経済]
(03月16日)
あわせて読みたい
特集
ウン・コンターパヴィー女性大臣が語る、女性の社会経済的エンパワーメント
特集
カンボジアの若き虎 TREND INTERVIEW Vol.2
特集
パン・ソラサック商業大臣が語る、商業部門の未来と日本への期待
特集
カンボジアの若き虎 TREND INTERVIEW Vol.1
特集
カンボジアフードビジネス 価値創造 Vol.3
経済の最新ニュースランキング
最新ニュース