国際航空運送協会(the International Air Transport Association=IATA)は3日、世界的な航空貨物への需要は、2010年に国際的な金融危機からの航空貨物の反動以来、航空貨物の需要が最も強く、2017年上半期で前年同時期に比べ10.4%上昇したと述べと発表した。プノンペンポストが報じた。
今年上半期のアジア・パシフィック・エアラインズの航空貨物量は前年同期比10.1%増となり、貨物積載量は4.8%増加している。アジアとヨーロッパ間はもちろんのこと、アジアにおける国際貨物線への需要の伸びは13~15%と力強い。
カンボジアの航空貨物への需要は、下落する兆候も無く、成長するとカンボジアエアポート社のコミュニケーション・ディレクターは発言。同氏は、「カンボジアの航空貨物の生産は2016年後半に回復し始め、勢いを維持しているとし、衣服産業の活性化や航空貨物量の増加といった経済環境に左右される」と述べた。
また、2016年初めから、少なくとも7つの国際的貨物運送業者がカンボジアへのルートを追加し、カンボジアの3つの空港での貨物処理量は、2017年の上半期で2万9100トンとなり、昨年同時期から34%も増加したとしている。