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  • 経済
  • 2016年12月17日
  • カンボジアニュース

カンボジア 2025年までは後発開発途上国のままか 国連報告書[経済]

 国連貿易開発会議(UNCTAD)の報告書によると、「カンボジアは進歩を遂げているが、2025年後までに後発開発途上国(LDC)の位置付けを抜け出せない見込み」とされ、3年ごとに見直す後発開発途上国の数では、「2025年までに48から32まで減少するものの、カンボジアはアジアで唯一の後発開発途上国に分類されるだろう」という。

 しかし報告書は、教育分野での支援を通じて、カンボジアの教育の改善に前向きな見通しを示し、ハイテクグローバルバリューチェーンの導入など、民間企業が「多様化」に効果的な役割を果たしてきたと指摘した。

 UNCTADは、「カンボジア政府は、近い将来、低所得国を卒業して下位中所得国に、2030年までに上位中所得国になるよう目指している」と述べている。また、世界銀行は今年7月、 カンボジアの2015年度1人あたり国民総所得(GNI)が1070ドルに到達したため、低所得国から下位中所得国に格上げしたと発表している。

 フン・セン首相は11月、「カンボジアは、2030年までに上位中所得国に、2050年までには高所得国を達成する道のりにある」と話している

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